岡山大のヘリウム事業
2026-06-11 06:55:13

岡山大学が地域創生に向けたヘリウムリサイクル事業を推進中!

岡山大学が進める「中四国・播磨HeReNet」とは?



岡山大学は、地域の研究環境を活性化させるため、「中四国・播磨HeReNet」というヘリウムリサイクル事業を進行中です。この取り組みは、地域中核・特色ある研究大学として先進的な研究機器の共用体制を整え、持続可能な開発目標(SDGs)の実践に寄与します。

ヘリウムリサイクルの実績



近年、ヘリウムの価格が高騰する中、岡山大学は地域の教育機関と協力し、ヘリウムの回収・供給を行っています。55名の参加者を迎え、2026年5月15日に米子工業高等専門学校(鳥取県米子市)で行われた、初の「ヘリウムガスの回収および液体ヘリウムの供給」により、地域の研究機関への安定したヘリウム供給の第一歩を踏み出しました。

当日は、岡山大学から約90リットルの液体ヘリウムを運び込み、米子工業高等専門学校内の核磁気共鳴装置(NMR)に充填する作業を行いました。この作業により、NGMRでの研究がより促進されることが期待されています。

対談の意義と今後の展望



米子工業高等専門学校の日野技術専門職員は、今回の事業の成功を受けて、「初めて液体ヘリウムをリサイクルというかたちで調達できたことは大きな成果だ。安価に液体ヘリウムを手に入れられることに感謝している。」と述べました。この取り組みを通じ、持続可能な研究環境の形成に寄与していく意向を示しています。

地域との連携が生む成果



岡山大学は、現地の大学や研究機関、企業などと連携し、「HeliGet」というプログラムを通じて、液体ヘリウム供給のネットワークを拡大させる方針です。また、次世代のヘリウムユーザーを育成するためのプログラム「HeliSET」の開発も進行中。これにより、ヘリウムの価格安定化とともに、地域研究力の向上が図られることが期待されています。

経済安全保障の観点からも



ヘリウムは必要不可欠な資源であり、国際的に流通しているものの、そのほとんどが海外からの輸入に頼っています。岡山大学のこの取り組みは、日本の研究者や企業に安定的なヘリウム供給を実現するだけでなく、地域経済の発展や国の経済安全保障にも貢献するという重要な役割を果たすことが期待されています。

今後も岡山大学は「中四国・播磨HeReNet」、「HeliGet」、「HeliSET」という三つの取り組みを連携させ、地域の研究環境のさらなる充実を目指します。地域中核・特色ある研究大学としての岡山大学の取り組みに、ぜひ注目してください。


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