津山高専と香川高専が共催した高専フェスin岡山
令和7年12月7日(日)、岡山市の杜の街グレース内にあるOHK KURUN HALLにて、津山工業高等専門学校と香川高等専門学校が共催した「高専フェスin岡山」が開催されました。このイベントは、高等専門学校(高専)という教育機関の魅力を、小学生や中学生に広く知ってもらうことを目的とした初めての試みです。
開催概要
- - 日時:令和7年12月7日(日)12:00~15:00
- - 場所:KURUN HALL(「杜の街グレース」内)
岡山県岡山市北区下石井2丁目10-12 OHKオフィス9F
- - 対象:小学1~6年生、中学生1~3年生
- - 内容:高専の紹介、体験コーナー、個別相談、入試問題解説など
体験ブースの内容
当日は、多彩な体験ブースが設けられ、小中学生が8つの異なる体験プログラムに参加しました。津山高専によるプラナリアの観察や防災プロジェクションマッピングの体験、香川高専が提供した3Dパーツ作成やAI×デジタルアートのワークショップなど、さまざまな分野での新たな知識や技術を体感することができました。これは、未来の科学技術を支える人材を育成するための貴重な機会となったことでしょう。
イベントの様子
「高専フェスin岡山」には、約250名の小中学生とその保護者が参加し、高専の魅力に触れるすばらしい時間を過ごしました。津山高専の佐藤校長や、香川高専の教務主事による学校の紹介プレゼンテーションも行われ、各校の特色や魅力が熱心に語られました。また、学生による入試問題解説が行われ、将来の進路選択に役立つ情報を提供し、保護者からも高い関心が寄せられました。
個別相談のコーナーでは、受験に関する様々な疑問について直接相談できる機会が提供され、生徒や保護者が高専に対する不安を解消できる貴重な場となっていました。このような経験が、参加者たちが高専を選択肢に考える一助となれば、その成果は計り知れません。
津山工業高等専門学校について
津山工業高等専門学校は、昭和38年に創設された実践的かつ創造的な技術者を育成する国立の教育機関です。産業の変化に応じて、平成28年度には4つの学科を「総合理工学科」に統合し、科学技術の基礎をしっかりと学ぶことができる新たなカリキュラムを設けています。この学科は、先進科学系、機械システム系、電気電子システム系、情報システム系の4系から成り、実践教育を通じて高度な専門技術を持つ人材を育成しています。
さらに、専門的な学習を行う2年間の専攻科も設けられており、学生たちは国際社会で活躍できる技術者へと成長することを目指しています。これからの時代に求められる異分野融合の力を養うための教育システムが整っており、未来の技術者たちが求められているのです。
まとめ
高専フェスin岡山は、小中学生にとって高等専門学校という選択肢を知る貴重な場となりました。参加者が高専を通じて未来の可能性を広げ、さまざまな分野で活躍できる人材へと成長していくことを期待しています。今後もこのようなイベントが増え、多くの学生が自分の進路を見つけることができる機会が提供されることを願っています。