岡山発!AIがドローン操縦をサポートする新機能「AIコーチ」登場
一般社団法人日本ドローンビジネスサポート協会(DBA)は、ドローン操縦をサポートする新しい機能「AIコーチ」を運航支援アプリ「dronebiz.app」に追加しました。この機能は、ドローン映写をより効果的に学べる道具として開発されており、特にドローン操縦初心者やプロのパイロットにとって、信頼できるアドバイザーとなることが期待されています。
「AIコーチ」導入の背景
ドローン技術の進化が進む中、実技の練習に関する課題は長年にわたり残っていました。例えば、教官が口で伝えるアドバイスでは「もう少し滑らかに」と言われても、操縦者には具体的なイメージが湧かないものです。このような中で、DBAは飛行ログに基づくデータ分析を通じて、操縦の不具合を明確に数値化できるシステムを開発しました。また、DBAが設立以来8年以上にわたって培ってきた知見を活用し、受講生が直面する課題をAIが理解・解析する仕組みを設けたのです。
「dronebiz.app」とは
dronebiz.appは、ドローンの運航に必要な確認、記録、業務の道具を一つにまとめたアプリです。元々は、ドローンを使うすべての人に向けて、必要な機能を提供してきましたが、新たに加わった「AIコーチ」は、操縦スキルを向上させるための特別な機能です。
以下の4つの区分を設けており、その中でも34観点をもとに技能を評価しています。
1. 空域確認(ドローン操作に不可欠)
2. 判断・記録(全操縦者を対象)
3. 業務(プロとしての運用)
4. AIコーチ(初級者から上級者まで)
AIコーチができること
「AIコーチ」は、DJI製の飛行機体のログを簡単にアップロードできる機能を提供します。特別な設定も必要なく、Phantom 4やMavicシリーズなどの機体に対応。ユーザーは自分の飛行データをそのまま利用することができます。ここでは、「AIコーチ」がどのようにパイロットを評価するのかを詳しく解説します。
1. 点数による評価
各操縦に関連するスキルを6つの観点から評価し、点数を付与します。
- - スティックの滑らかさ
- - ホバリングの安定性
- - 高度の維持
- - 上下動の滑らかさ
- - 直線移動
- - 円・8の字旋回
これにより、単に点数を得るだけでなく、各操縦スキルの改善ポイントが明確になります。AIは、旋回における課題を自動判別し、種類ごとに異なる評価を行います。
2. 飛行軌跡の3次元リプレイ
自分の飛行を3次元で再生し、どのタイミングで何が起きたかを視覚的に確認できます。これにより、より分かりやすい分析が可能です。
3. 資格試験の減点式評価
国家資格の実技試験を基にした減点式の採点方法を導入しています。自動的にログを分析し、合格ラインを示すことで、受講生は次の目標を設定しやすくなります。
4. 総合講評
採点結果は、DBAのAIシステム「aotoriAI」を使って、受講生に向けた具体的な講評へと加工されます。点数だけではなく、次に何を練習すべきかが具体的に見えるので、受講者が効率よく学習できる環境を提供しています。
ドローンスクールへの影響
このAI機能の導入は、実技指導のあり方に革命をもたらします。従来は教官の目に頼ることが多かった指導方法が、ドローンの飛行データを基にした明確なフィードバックへとシフト。これにより、受講者がどのように進歩しているのかを確認できるため、指導に役立てることができるのです。
利用方法と今後の展開
「AIコーチ」は、今後も機能を順次追加し、練習履歴や上達の追跡が可能になる見込みです。また、DBAのドローンスクールの受講生に加え、DPA認定スクールへの提供も計画されています。
製品情報
- - 名 称:dronebiz.app「AIコーチ」
- - 公開日:2026年8月8日(β版)
- - URL:dronebiz.app
- - 利用料:サンプルフライトは無料(登録不要)、自分のログ採点には会員登録が必要。
このように、DBAの新たな試みは、ドローン操縦者にとって大きな支援となることを期待しています。従来の技術に加え、AIの力で操縦スキルを向上させる新たな方法が広がることで、さらなる飛躍が期待されます。