ナイチンゲール像のお別れセレモニー
兵庫県川西市で、ナイチンゲール像のお別れセレモニーが開催されます。像は阪急川西能勢口駅から歩いて9分の場所にありますが、岡山県への移転が決定したことから、この特別なイベントを行うことになりました。多くの市民や医療従事者にとって愛され続けてきたこの像に別れを告げる機会です。
ナイチンゲール像は、1936年8月13日に建立されました。この像の建立のきっかけとなったのは、土地の所有者が晩年に日本赤十字病院で看護を受け、その献身的な看護に感銘を受けたという出来事です。それ以来、ナイチンゲール像は「奉仕と博愛」の精神を広めるシンボルとなり、特に看護の日である5月には多くの看護学生が訪れる名所として親しまれていました。
この像は、ロンドンの聖トーマス病院にあるナイチンゲール看護学校の入り口に立つ像をモデルにしたと言われており、世界でわずか二つしか存在しない貴重な存在です。川西市において、ナイチンゲール像は地域のシンボルとして多くの人々に愛され続けてきました。
お別れセレモニー詳細
- - 日時:令和7年12月13日(土曜日)午前11時 ~ 午前11時30分
- - 場所:花屋敷1丁目24 ナイチンゲール像前
セレモニーの内容は次の通りです。
(1)開会
(2)市長あいさつ
(3)日赤奉仕団会長あいさつ
(4)献花
(5)閉会
越田川西市長はこの移転について、「所有者からの申し出があり、移転はやむを得ないことですが、非常に残念に思っています。この像は市政施行前からここに存在しており、長年にわたって川西市民や医療従事者の方々にとって無くてはならない存在でした」とコメントしています。
セレモニーは多くの方が参加予定であり、ナイチンゲール像への感謝の思いを共有する絶好の場となるでしょう。この機会に、ナイチンゲール像の歴史やその価値について改めて考えてみるのも良いかもしれません。
お別れセレモニーを通じて、この像がもたらした感動や思い出を分かち合い、新たな地点に羽ばたくナイチンゲール像を見送ることができる貴重な機会です。ぜひ多くの方にご参加いただきたいと思います。