人手不足解消を目指すダイヤ工業のアシストスーツ、CES2026に初登場

CES 2026で革新を発表：ダイヤ工業の新アシストスーツ

2026年1月6日から9日まで、アメリカ・ラスベガスで開催される世界最大級のテクノロジー展示会「CES 2026」に、岡山県の医療用品メーカーであるダイヤ工業株式会社が出展します。この場で正式にお披露目されるのが彼らの最新製品、「DARWING Unplugged Powered Suits（UPS）」です。これは、3年間連続してCESに出展してきたからこそ、得られたフィードバックを受けて改良を重ねた成果となります。

新技術による作業支援

「DARWING UPS」の最大の特徴は、電力やバッテリー、センサーを一切使用せず、衣類の如く誰でも簡単に装着できるという点です。従来のパワードスーツの課題であった、複雑な着脱や重量、充電の手間といった煩わしさを取り除きました。特に、製造や物流、農業の現場では、腰にかかる負担を軽減し、作業効率を飛躍的に向上させることが期待されています。

独自の設計により、普通の作業着を着た状態で、圧縮空気を利用した人工筋肉が作業者の動作をサポートします。わずか15歩で空気が充填され、支援パワーを実感できる瞬間には、感動すら覚えるでしょう。このような新しいアプローチにより、現場での人手不足問題を解消する手助けをするのです。