岡山大学の若手研究者が顕彰される
2026年5月、国立大学法人岡山大学は、2025年度の若手トップリサーチャー研究奨励賞を発表しました。この賞は、優れた研究業績を持つ若手研究者を対象に設けられ、文系と理系からそれぞれ一名が選出されます。今回は、文系部門で学術研究院社会文化科学学域(経済)の大越裕史准教授、理系部門で学術研究院医療開発領域の三瀬広記研究准教授が受賞しました。
表彰式の様子
受賞者の大越准教授と三瀬准教授には、2026年3月27日に本学津島キャンパスで行われた表彰式で、那須保友学長から表彰状と記念品が授与されました。式の後には和やかな懇談会が行われ、宇根山絵美学術研究推進本部長と共に、受賞の喜びを分かち合いました。
那須学長は、研究に対する熱意とそれが社会にどのように寄与できるかを考える重要性を強調し、受賞者を激励しました。大越准教授は初の研究受賞を手にし、「光栄なこと。今後も研究を続けたい」と抱負を語り、三瀬准教授は「現在取り組んでいる糖尿病関連腎臓病の研究が評価されたことに感謝している」と述べました。
受賞者の研究内容
大越裕史准教授
大越准教授の専門は国際経済学で、特に貿易政策や国際課税が経済に与える影響に焦点を当てています。政策の良し悪しに潜む副作用を多角的な視野で分析し、経済学・経営学分野で若手研究者として注目されています。彼は、科学研究費補助金を全国で2番目の若さで受けるなど、その実績は国際的にも評価されています。
また、海外からの研究者を招聘したり、高校生向けの講座を開くなど、次世代の育成にも尽力しており、国際共同研究を通じて国内外の研究者とのネットワークを広げています。
三瀬広記准教授
一方、三瀬准教授は糖尿病に関連する腎臓病の研究を進めており、特に新しいアプローチとして糖鎖やミトコンドリアに着目しています。シングルセル技術などの最先端の技術を活用し、数々の競争的資金を獲得しています。彼は、国内外の研究施設と連携し、個別化医療に資する新しいバイオマーカーの探索にも取り組んでおり、今後の成果が期待されています。
岡山大学の役割
「岡山大学若手トップリサーチャー研究奨励賞」は、平成19年度に創設され、国際的に通用する研究者の育成を目的としています。受賞者の選考は、研究成果や資金獲得力、将来性などを基準に行い、慎重な審査を経て決定されます。これからも岡山大学は地域に根ざした研究機関として、若手研究者の育成に注力し、学術界の発展に寄与していくことでしょう。
岡山大学の大越准教授と三瀬准教授のさらなる活躍に期待が寄せられます。彼らの研究が新たな発見とイノベーションを生み出すことに、私たちも期待を膨らませています。次世代を担う若手研究者たちへのサポートは、岡山大学の大きな使命です。今後のニュースにもご注目ください。