岡山大学が異分野融合を目指す「微生物エクスプローラーズ」第9回ミーティングを開催
2025年12月16日、岡山大学津島キャンパスの共育共創コモンズで行われた「微生物エクスプローラーズ」の第9回ミーティング。この研究グループは異分野融合や新たな研究拠点の形成を目指しており、今回の集まりもその一環といえます。
このミーティングはハイブリッド形式で行われ、岡山大学の教員や学生、研究支援者など、総勢18人が参加しました。特に注目すべきは、学外から迎えた3人の専門家による講演であり、それぞれの講演が参加者に新たな視点を提供しました。
講演内容と質疑応答
最初の講演は、電気通信大学の中根大介准教授による「微生物が野生の環境に出かけたら?」というテーマでスタートしました。この講演では、野生環境における微生物の役割や生態系における重要性についての貴重な知見が紹介されました。
続く静岡大学の長尾遼准教授は、「色と光が語る藻類の多様性:分子構造から環境応用へ」と題し、藻類の色彩がどのように環境問題に寄与しているかについて詳しく説明しました。さらに、奈良女子大学の鎌倉史帆非常勤研究員は「ボリド藻綱の新種レピドパルマがもたらす珪藻の起源解明への手がかり」について講演し、研究の先端での発見を共有しました。
最後に、植木尚子准教授が「赤潮原因藻の意外な一面:細菌を食べて栄養摂取」という切り口から赤潮の問題に迫り、各講演後には活発な質疑応答が行われ、参加者たちの関心を引きました。
交流の場としての意義
講演会の後には、学外での意見交換会も行われ、参加者同士の親睦を深める良い機会となりました。異分野の研究者が集まることで、多角的な交流が生まれ、新しいコラボレーションが期待されます。これにより、微生物研究の新しい可能性が広がるだけでなく、学内の研究基盤の強化にも繋がることでしょう。
今後の展望
岡山大学では「微生物エクスプローラーズ」を通じて、微生物研究の現場での機器や手法の共有が行われており、異分野間の交流によって新たな研究が創発されることを目指しています。地域中核となる研究大学である岡山大学の取り組みに注目が集まります。
このように、「微生物エクスプローラーズ」は単なる研究グループにとどまらず、地域や地球の未来に貢献するための重要な基盤を形成しています。研究者の交流から生まれる新たな知見は、今後の科学界に大きな影響を与えることでしょう。さらなる展開が期待されるこの活動に、引き続き関心を持って見守っていきたいと思います。