レモン収穫ロボット
2025-11-24 10:47:28

岡山大学が試験運用!四足歩行ロボットによるレモン収穫デモの舞台裏

岡山大学が試験運用!四足歩行ロボットによるレモン収穫デモの舞台裏



2025年11月14日と15日、岡山県浅口市寄島町で、岡山大学発のベンチャー企業、株式会社MOSAdemyが四足歩行ロボットを用いたレモン収穫の実証デモを行いました。この取り組みは、地域のスマート農業技術の実装と、農作業の省力化を目的としており、内閣府や文部科学省の支援を受けています。

寄島町の現状と課題


寄島町では耕作放棄地の利用を進めて、レモン栽培が広がっています。しかし、農家の高齢化や労働力不足が大きな問題となっており、この解決を目指しています。MOSAdemyは、既製の四足歩行ロボットに、タスクに応じてアームやカメラを搭載し、稼働の安定性を高めた農業支援ロボットの開発を進めています。

デモの実施と反響


デモでは、学生や研究チームがスマートフォンで操作し、事前にプログラムされた内容に従ってレモンを収穫する様子を披露しました。農家の方々からはロボットの歩行性能や収穫精度に関する質問が寄せられ、高い関心が寄せられました。

特に、14日には地元の義務教育学校、寄島学園の3年生15人が見学に訪れ、ロボットの動きに歓声が上がりました。「レモン以外の野菜にも使えたらいい」との嬉しい意見もあり、子供たちが未来の農業技術に興味を持つ貴重な機会となりました。

特別な訪問者たち


翌日、15日には浅口市の栗山康彦市長が現地を訪問し、技術に対する励ましの言葉を寄せました。さらに、伊勢大神楽講社の獅子舞とロボットの共演が行われ、地域の人々との温かな交流が生まれました。このような地域の人々との関わりを通じて、協力体制を築いていくことが重要であると感じます。

未来の展望


三ツ山レモン普及協議会の應本豊会長は、「将来的にはロボットが夜間に自動で実を収穫し、箱に積み込むことを実現したい」と意気込みを語りました。5〜10年後には完全自動収穫の実現を目指し、さらなる技術改良を進めていく予定です。岡山大学は、大学発ベンチャーを通じた地域課題の解決や産学官連携によるイノベーション創出を推進しており、この活動を継続していく方針です。

岡山大学の取り組みは、地域の未来を支える重要な一歩です。今後も岡山大学の活動に注目し、地域中核・特色ある研究大学としての役割を期待しましょう。


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