岡山の新技術
2025-12-15 10:15:34

岡山の土木現場に革命!軽量木製敷板『ハイパーCLT敷板』の新技術がNETISに登録

岡山の土木現場に新たな選択肢が登場



株式会社カイタクが提供する新しい仮設資材、『ハイパーCLT敷板』が、2023年の4月27日に国土交通省が管理する新技術情報提供システム、NETISに正式に登録されました。これにより、岡山県下の土木現場において、作業環境が大きく改善されることが期待されています。

ハイパーCLT敷板とは?



ハイパーCLT敷板は、Cross Laminated Timber(CLT)技術を採用した木製の仮設敷板です。従来の鉄製の敷鉄板と比較して、驚くほど軽量で、施工の負担を軽減する仕様となっています。敷板は、強度を保持しつつも、施工時に扱いやすく、作業者の疲労を和らげる配慮がなされています。

特に晴れた日の日中でも、反射熱がほとんど発生しないため、夏場における熱中症対策にも適しています。これにより、安心して作業を続けられる環境を整えられます。また、木材を使用した敷板は環境に優しく、サステナビリティの観点からも評価されています。

NETISへの登録の意義



NETISとは、国が新しい土木技術や仮設資材の情報を公開し、それを公共工事に活用できるようにするための制度です。ハイパーCLT敷板がNETISに登録されることで、技術の詳細や活用方法が明文化され、実際の現場での導入がスムーズに行えるようになります。

近年、公共工事では施工時の安全性や効率性、環境への配慮が重要視されており、NETIS登録技術はこれらの観点からの提案に利用されやすくなっています。ハイパーCLT敷板の技術的な特徴や実績が整理されることで、設計者や施工者にとっても、より良い選択肢が提供されることになります。

具体的な特長と利点



ハイパーCLT敷板の最大の利点は、その軽さです。例えば、5×10版サイズ(1.5m×3m)の重量は約230kgで、5×20版サイズ(1.5m×6m)でも約460kgです。この軽量化により、ドライバーの輸送効率が大幅に向上し、40枚までの積み込みが可能です。これにより、輸送コストも大幅に削減できるため、現場運営にも良い影響を与えます。

環境配慮と地域資源の活用



現代の土木工事においては、環境への配慮や地域資源を活用する姿勢が求められています。ハイパーCLT敷板は、その特性からも、SDGs(持続可能な開発目標)に基づいた取り組みとして、環境負荷を軽減する資材として期待されます。木材を使用した敷板は、資源も再利用可能であり、地域の特徴を活かした施工が可能となります。

結論



ハイパーCLT敷板は、土木業界における新しい可能性を示すものです。従来の鉄製敷鉄板からの移行により、作業環境の改善や安全性の向上、さらには環境への配慮を同時に実現することができるこの技術が、今後どのように普及していくのか注目です。これからの土木現場において、ハイパーCLT敷板の利用が進んでいくことで、より快適で効率的な作業環境が生まれることでしょう。

会社情報



株式会社カイタクは、岡山県岡山市に本社を置き、CLTを使用した仮設資材のリースを手掛けています。2003年の設立以来、地域のニーズに応えるべく、技術の向上を続けています。さらなる技術革新とサービスの向上を目指し、今後も取り組んでいきます。具体的なお問い合わせは、株式会社カイタクのウェブサイトをご覧ください。


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