新型フライングテスタ登場
2025-12-02 11:35:30

タカヤ株式会社、新型フライングプローブテスタAPT-T400Jシリーズを発表!

タカヤ株式会社の新型フライングプローブテスタ「APT-T400Jシリーズ」の登場



岡山県井原市に本社を構えるタカヤ株式会社は、最新型のフライングプローブテスタ「APT-T400Jシリーズ」を発表しました。この新モデルは、超高速での検査が可能で、実装基板の不良を確実に発見するための設計がなされています。

高精度な検査技術を継承


従来のモデルと同様に、APT-T400Jシリーズでは高精度なプロービング技術と安定した測定性能を踏襲しています。しかし、これまでよりもさらに導入しやすい価格帯が実現され、製造現場のニーズに応えるスタンダードモデルとなっています。現在、電子機器が高密度化・多機能化している背景により、実装基板の検査にはより高い精度と信頼性が求められています。

開発の背景と必要性


製造現場では、労働力不足やコスト削減が課題として浮上しています。そのため、高性能でありながらも、経済的に導入可能な検査装置へのニーズが急増しています。これを受け、タカヤは長年培ってきたフライングプローブテスト技術を基に、幅広い現場で使用可能なスタンダードモデルの開発に着手しました。検査品質を保ちながら導入のハードルを低くしたことで、より多くの製造現場の課題解決に貢献することを目指しています。

APT-T400Jシリーズの主な特長


このシリーズには、以下のような革新的な機能が搭載されています。

1. 高度なハードウェア設計


  • - 独自のプローブ構成: 4ヘッド・6フライングプローブにより、高密度な部品間や上向きコネクタへのアクセスが向上し、不良検出能力が高められました。
  • - 高精度DC/AC測定システム: 各プローブに小型測定ユニットを内蔵し、微小なインピーダンスやキャパシタンスも高精度に測定できます。
  • - 最適な移動機構: 実績あるサーボモーターと独自制御ソフトにより、安定した高速検査を実現しています。
  • - ICオープンテストシステム: IC内部からの微小信号を検出し、不良判定の精度を高めています。

2. 効率的なソフトウェア機能


  • - 直感的操作: 自社開発したソフトウェアにより、簡単にガーディング自動設定や不良画像表示が可能です。
  • - 検査プログラムの自動生成: ODB++や各種CADフォーマットからの自動生成に対応しています。

展示会出展情報


タカヤは、「APT-T400J-A」を2026年1月21日から23日に東京ビッグサイトで開催される「第40回インターネプコンジャパン」に出展します。国内初の公開を予定しており、多くの業界関係者からの注目が期待されます。

会社概要と未来の展望


タカヤ株式会社は、1918年に設立以来、繊維業から電子機器へと事業を拡大してきました。現在も、エレクトロニクス領域において国内外で大きなシェアを持っています。2024年には創業130周年を迎え、さらなる技術革新と持続可能な社会への貢献を目指して挑戦を続けるとしています。詳細はタカヤの公式Webサイトで確認できます。


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