岡山の木材利用を推進する「CLTハイブリッド構法」がウッドデザイン賞2025を受賞
ライフデザイン・カバヤ株式会社は、「地域循環型住宅サプライチェーン CLTハイブリッド構法」プロジェクトにおいて、栄えある『ウッドデザイン賞2025』を受賞しました。この賞は、木材の活用を通じて社会課題を解決しようとする取り組みを評価するものであり、今回の受賞は、岡山県の地域材を使用した新たな価値の創造が認められた結果です。
プロジェクトの概要
このプロジェクトは、岡山県の産官学連携のもと、地域に根差した持続可能な住宅サプライチェーンを築くことを目指しています。特に注目したのは、日本国内に豊富な森林資源が存在するにもかかわらず、住宅用木材が輸入材に依存しているという課題です。
ライフデザイン・カバヤは、木造住宅を中心に事業を展開しており、まずは本社のある岡山県において地元木材の需要を創出し、供給体制を確立することに取り組んでいます。また、岡山県内の国立大学とも連携し、学生たちに地域材の利用の重要性を伝える活動も実施しています。このような取り組みを通じて、木材の利用促進と社会課題の解決に寄与しようとしています。
ウッドデザイン賞とは
ウッドデザイン賞は、木を使用することで社会の課題解決を図る活動を評価する賞であり、社会的な持続可能性やSDGsに貢献することを目的としています。木材の利活用が近年注目されており、本賞はその活動や研究を広く社会に周知させる役割も担っています。
受賞歴と今後の展望
ライフデザイン・カバヤは、このウッドデザイン賞をこれまでに4回受賞しており、その活動が高く評価されています。特に今回の受賞を機に、岡山だけでなく全国的にこのプロジェクトを広めていくことで、日本国内の森林資源を有効に活用することにつなげていく考えです。
さらに、2025年度グッドデザイン賞も受賞しており、これによりさらなる消費者の信頼を得て、地域材の重要性を広める影響力を拡大していけると考えています。
会社概要
ライフデザイン・カバヤは、1972年に岡山で設立された住宅会社であり、現在では岡山県を中心に広島・香川・愛媛・兵庫・鳥取・福岡・沖縄・東京に展開しています。中国ブロックにおいては5年連続で低層住宅着工棟数No.1を獲得しており、信頼できるブランドとして確立されています。
総じて、ライフデザイン・カバヤの取り組みは地域資源の活用による持続可能な未来の創造に貢献しており、その最新の成果がウッドデザイン賞の受賞として表れたことは、大きな成果と言えるでしょう。今後もこの方向性を継続し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けていくことが期待されます。