岡山大学シンポジウム
2025-12-29 00:55:19

岡山大学シンポジウムで語られた森林循環経済の未来とは

岡山大学シンポジウムで語られた森林循環経済の未来とは



2025年12月29日、岡山大学の津島キャンパスでシンポジウム「岡山発、森林循環経済の実現に向けて」が行われました。岡山大学の創立五十周年記念館・金光ホールが会場となり、一般社団法人プラチナ構想ネットワークと共同で開催されたこのイベントには、企業や自治体、大学生など約250名が参加しました。オンライン参加もありました。

このシンポジウムでは、日本の持続可能な社会づくりを目指し、森林資源を利用した地域に根ざした経済循環の可能性が議論されました。初めに、小宮山宏氏(一般社団法人プラチナ構想ネットワーク会長)による特別講演が行われ、テーマは「森林循環経済の実現で日本を『プラチナ社会』へ」というものでした。小宮山氏は、森林資源の活用が持続可能な未来に寄与する可能性を強調しました。

次に、岡山大学の阿部匡伸理事・上席副学長が「木造建築を通じた脱炭素社会の共創に向けて-岡山大学の志」という基調講演を行い、木造建築の重要性を説きました。阿部理事は、地域材の活用や林業の活性化が、縦横の連携により実現可能であると強調しました。

その後、パネルディスカッションも行われました。モデレーターには一般社団法人プラチナ構想ネットワークの顧問である鎌形太郎氏が登場。パネリストは、院庄林業株式会社の田原義彦氏、岡山県農林水産部林政課の三宅美裕氏、株式会社Cキューブ・コンサルティングの重久孝介氏、真庭市長の太田昇氏、銘建工業株式会社の中島浩一郎氏、ライフデザイン・カバヤ株式会社の窪田健太郎氏と多彩な顔ぶれが集まりました。

参加者たちは、地域内での資源を活用し、木造建築や林業の活性化に向けて、産学官金連携の重要性を再認識しました。「地域材活用の具体的な事例が参考になった」や「産学官金が一体で取り組む必要性を感じた」といった意見が寄せられました。これらは今後の取り組みに対する期待を高めるものであり、岡山大学の取り組みが地域の未来に大きな影響を与える可能性を感じさせるものでした。

このシンポジウムを契機に、岡山大学は引き続き地域の中核となる研究大学として、持続可能な社会の実現に向けたさまざまな活動を展開することが期待されます。地域の特性を生かした研究や活動が広がり、岡山の未来がより明るいものになることを願っています。岡山大学の次なる挑戦と取り組みに、ぜひご注目ください。


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