新たな光技術
2026-08-12 21:09:12

岡山大学が実現した新たな光技術がもたらす未来の可能性

岡山大学が実現した新たな光技術がもたらす未来の可能性



国立大学法人岡山大学が、光技術の分野に革新をもたらす研究成果を発表しました。岡山大学異分野基礎科学研究所、北海道大学と共同で行われたこの研究は、一つの特異な2次元結晶「MoOCl2」を用いた革新的なナノ構造の開発に成功したもので、光を「集める」と「ためる」二つの働きを実現しました。

実現した二つの機能


本研究の中心となったのは、ジクロロオキソモリブデン(IV)という結晶です。MoOCl2は、その結晶の向きによって光の反応が大きく変わります。特定の方向では金属のような性質を発揮し、他の方向ではガラスや半導体に似た反応を示します。この特異な性質を利用し、円盤状のナノ構造に加工し、金薄膜を反射膜として組み合わせることで、光をためる働きが格段に向上しました。

独立した光の制御


本研究の成果の一つに、光の偏光方向を変えるだけで、これら二つの機能を独立して切り替えることができる点が挙げられます。単一のナノ構造内で、異なる機能を混ぜずに選択的に制御できる点は、今後の光デバイスにおいて大きな可能性を秘めています。この技術は、高感度光センサーや、超小型の光スイッチ、さらには光情報処理デバイスなど、さまざまな応用が期待されます。

研究者の所感


本研究を代表する三澤弘明教授は、「一つの小さなナノ構造の中に、光を集める機能とためる機能を共存させ、それらを切り替えられることを実証しました。これが新しい光センサーや光デバイスの設計に繋がることを期待しています」と話しています。この技術がもたらす未来の可能性に、期待が寄せられます。

研究成果の発表


この研究成果は、2026年6月20日にACS Nano誌に掲載され、7月16日に岡山大学から発表されました。また、研究はさまざまな助成金により進められました。岡山大学ならではの技術革新が、地域や世界に貢献する時代が、いよいよ到来しています。

研究の詳細については、こちらをご覧ください

岡山大学は、今後も光技術の発展に寄与し、地域の持続可能な発展にも貢献していくことでしょう。光の新しい時代が、岡山から始まります。


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