環境革新のベンチャー
2025-11-13 14:51:30

岡山発、環境を意識したイノベーションベンチャーの挑戦

岡山発、環境を意識したイノベーションベンチャーの挑戦



岡山を拠点にする「次の灯株式会社」は、環境保護と循環経済の実現を目指し、廃棄されるはずだった自動車部品を再生して、驚くべき成果を上げています。彼らの活動により、なんと約8,600万kgのCO₂が削減され、これは地球を223周分の量に相当します。

循環経済の先駆者


次の灯株式会社が進めるのは、ただのリサイクルではなく、循環経済の社会への実装です。具体的には、ディーゼル車両の排気を浄化する「DPF(ディーゼル微粒子フィルター)」のリビルト技術を中心に、電気自動車用バッテリーや産業廃棄物のリサイクルといった新しい領域へも事業の幅を広げています。

社名に込められた思いは、環境と人々の関わりを再定義し、持続可能な社会の実現を目指すこと。創業から8年の間に、全国5,171社が彼らの技術を導入し、その総額は約8.6億円に達しています。

地元との強い結びつき


次の灯が実現しているのは、一朝一夕の成果ではありません。全国4,000社以上の運送会社や整備工場との連携によって独自の「DPF循環ネットワーク」を構築し、洗浄、再検査、再組み立てという流れを一貫して行っています。これにより、品質と効率、環境意識のすべてを高めています。

代表取締役の黒川聖馬氏は、「便利さを求める現代において、忘れ去られがちな“もったいない”の概念を大切にする会社でありたい」と語ります。この言葉には、資源を無駄にしない価値を創造するという企業のミッションが込められています。

新たな挑戦と未来への展望


次の灯は今後、2025年に向けて「EVバッテリーリサイクル」や「触媒リユース」、さらには「産業廃棄物のコンポスト化」など新たな事業を開始する予定です。さらに、埼玉や名古屋、九州に続いてアジア圏での拠点開設も計画し、真の循環経済のグローバルな実装を目指しています。

新オフィスが象徴する挑戦の軌跡


新しい本社は「環境」と「ベンチャー」をテーマにしたデザインが施されています。壁面にはCO₂削減やリサイクル実績が数字で表現され、視覚的にも挑戦の歴史を示しています。シンボルフラワー「グロリオサ」は、挑戦と情熱を象徴しており、これからの成長を期待させます。

会社概要


  • - 会社名: 次の灯株式会社(Tsuginohi Co.,Ltd.)
  • - 所在地: 岡山県総社市真壁1448‑1
  • - 設立年: 2018年7月2日
  • - 事業内容: 自動車部品リサイクル・環境関連技術開発
  • - URL: 公式ウェブサイト

古いものに新しい命を吹き込み、未来のために価値を創造する次の灯株式会社。彼らの挑戦から、私たちも学び、環境意識を高めていく必要があります。現在の行動が未来への責任であることを、再認識したいものです。


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