岡山大学医工系TC
2025-05-04 16:53:19

岡山大学で医工系TCカレッジ入学式が開催、技術職員の人材育成に期待

岡山大学で医工系TCカレッジ入学式を開催



令和7年度の「TCカレッジ入学式」が、2025年4月14日から15日にかけて東京科学大学にてハイブリッド形式で行われました。この式典には、岡山大学から医学系技術課の井澗美希技術専門職員と機器分析・動植物資源技術課の藤井匡寛技術専門職員の2名が新たに医工系TCコースに入学しました。岡山大学の技術職員がこのプログラムに参加することで、専門的な知識を高めるとともに、地域社会へ貢献する役割が期待されています。

入学式では、江端新吾TCカレッジ長と中山啓子リサーチインフラ・マネジメント機構長が祝辞を述べ、さらには多くの来賓が出席しました。今年度のTCカレッジには、岡山大学を含む全国の大学や企業から、過去最多の28名の新入生が集まりました。

TCカレッジとは



TCカレッジは、東京科学大学が主導する高度技術専門人財(Technical Conductor:TC)を育成するための先進的な取り組みであり、さまざまな分野における専門知識やスキルを深める場として機能しています。現在、8つのコースが設けられており、各場面で必要とされるカリキュラムが整えられています。200名を超える受講生がおり、彼らは多様なバックグラウンドを持つことが特徴です。

岡山大学は2022年度からサテライト校としてこのプログラムに参画し、2023年度には医工系コースを開講しました。今年度には、群馬大学からの受講生も加わり、全体での充実した研修が期待されます。

CFC業務見学



入学式後、受講生たちはコアファシリティセンター(CFC)の業務見学にも参加しました。この見学では、東京科学大学が保有するさまざまな高度な機器類の紹介が行われ、技術職員としての重要な役割が学ばれました。また、地域や国際社会においてもその専門性を発揮するための教育や取り組みについても知見を深める機会となりました。

若手職員の意見



新たに入学した技術専門職員の井澗氏は、「TCカレッジでの学びが、岡山大学だけでなく日本全体の技術職員の成長と発展につながることを望んでいます。」と述べています。また、藤井氏は「工学的な知識に加えて、専門分野の知見を深め、大学の研究支援に役立てたい」と語りました。

今後の展望



岡山大学の副学長、佐藤法仁氏は、技術職員の“高度化”と地域との共創に向けた取り組みについて、今年の入学式と見学の重要性を強調しました。この活動は文部科学省が推進する地域中核・特色ある研究大学強化促進事業の一環として位置づけられており、技術職員が自ら考え行動できる能力をもつことが重要とされています。

岡山大学では引き続き、TCカレッジなどのプログラムを通じて技術職員の専門性や知識の向上に努め、地域社会への貢献を強化していく方針です。今後も岡山大学の技術職員たちが、自身のスキルを高めることで、新たな挑戦に向けた期待が高まります。


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