岡山大学が実施するラオス・カンボジアの海外研修
2026年2月、国立大学法人岡山大学の経済学部は、ラオス・カンボジアにおいて海外研修を実施しました。この研修には、学生や教員が参加し、現地の教育や経済格差の実態を直接学ぶ貴重な機会となりました。
カンボジアの歴史と現在の状況
カンボジアでは、トゥールスレン虐殺博物館を訪れ、クメール・ルージュによる大虐殺について理解を深めました。実際にそこでは、内戦が未だに響く状況が続いていることを体感しました。学生たちは、シャンティ国際ボランティア会が提供する支援の一環として、虐殺によって孤児になった貧しい子どもたちの支援活動を学びました。その中で、彫金の技術を駆使して平和の重要性を伝えるチャンタ氏が運営する工房を訪問し、彼の活動と情熱に感銘を受けました。
チャンタ氏は、自らの経験をもとに、若者を雇用し教育の機会を提供する取り組みを行っており、学生たちはその大切さを学びました。この体験を通じて、教育が持つ力や、個々の選択が社会に与える影響を感じることができました。
ラオスでの教育格差
続いて訪れたラオスでは、ビエンチャンのハッケオ学園とバンクンの教員養成校附属小学校を訪問しました。学生たちは、都市部と地方との教育格差が顕著であることを目の当たりにし、そのあとに株式会社マージオンのヌイ氏からコーヒーの生産とカフェ運営を通じた貧困層への支援について学びました。特に、若者が教育を受けることの価値を再認識するきっかけとなりました。
研修を通じての学び
研修に参加した学生たちは、経済格差や教育格差の現実を直に体験し、その意義を見出しました。大学教育が期待される将来の収入に必ずしも結びつかないことを実感すると同時に、教育を受けることがもたらす効果や希望の重要性を感じました。また、学生たちは、何が「未来の社会」を実現するための一歩であるのかを考えるきっかけにもなりました。
研修終了直前には、タイとカンボジアの軍事衝突が発生し、避難民支援が必要となる事態が起きました。シャンティ国際ボランティア会の支援を通じて、リアルタイムの支援例を学ぶことができ、貴重な学びの場となりました。
期待される今後の活動
岡山大学の経済学部は、引き続き地域や国際社会に貢献する活動を展開していくことを宣言しています。今回の研修を通じて得た知見を個々に活かし、今後のキャリアや社会貢献に繋げていくことが期待されます。また、岡山大学のInstagramや公式サイトでも研修の様子が紹介されていますので、ぜひ訪れてみてください。
将来の社会を担う若者として、この研修での経験を活かしていくことで、次世代への架け橋となることを期待します。