岡山大学が未来を拓く!若手研究者支援のブレインストーミング2025開催
2025年9月20日と21日の2日間、岡山大学の医療系等研究開発戦略委員会が主催する「ブレインストーミング2025」が、香川県直島町のベネッセハウスで開催されました。このイベントは、65名を超える研究者や学生が一堂に会し、若手研究者育成と異分野間の交流を目指すものです。参加者には、岡山大学の那須学長や医歯薬学域長の成瀬教授をはじめ、地域大学からの特別講演者も加わり、多彩なプログラムが展開されました。
プログラムの内容
イベントの初日、「躍動する探究心 — 分野を越えて未来へつなぐ」というテーマで開幕し、成瀬医歯薬学域長による挨拶でスタートしました。その後、京都大学の阿形名誉教授、大阪大学の大庭教授、徳島大学の齋尾教授が、それぞれ独創的な研究の経験や遺伝子発現のプログラムに関する講演を行い、参加者たちに深い知見とインスピレーションを提供しました。
ポスター発表の時間には、学部生や大学院生による37件の研究が発表され、活発に議論が交わされました。このディスカッションは、各々の研究課題についての理解を深める貴重な機会となりました。
ポスター賞の受賞者たち
二日目には、最優秀賞と優秀賞の発表が行われ、受賞者たちが自らの研究についての講演を行いました。最優秀賞を受賞したのは、棚井あいりさんの「
P. gingivalis-OMVsが胎盤の血管新生および胎児発達に及ぼす影響」というテーマの研究でした。また、優秀賞にはWANG ZHEYIさん、道原あやなさん、井上涼菜さんが選ばれ、それぞれのユニークな視点が評価されました。
賞の後のパネルディスカッション
その後、パネルディスカッションが行われ、医歯薬学域の各教授らが参加者とともに大型研究資金獲得の戦略を議論しました。これは、今後の研究活動における重要なテーマとして、多くの意見交換がなされました。
結論と期待される成果
2日間のイベントを通して、年齢や専門分野の違いを超えた交流が実現し、参加者たちは相互に学び合いました。この経験が今後の共同研究や情報交換へとつながることが期待されており、岡山大学が地域中核・特色ある研究大学としての研究力をさらに高めることにつながるでしょう。来年も多くの若手研究者や学生たちの参加が期待されています。
岡山大学は、地域に根ざした研究機関として、今後も持続可能な社会に寄与する活動を推進していく考えです。