国際セミナー悉成
2025-12-29 21:43:23

岡山大学で持続可能な未来を探る国際セミナーが開催されました

岡山大学国際セミナー開催のご報告



2025年11月12日、国立大学法人岡山大学のグリーンイノベーションセンター(GIC)が主催する「第4回 持続可能・耐震構造に関するグローバルセミナー」が、同大学の共創イノベーションラボ(KIBINOVE)にてハイブリッド形式で行われました。対面とオンラインを組み合わせたこのセミナーには、約40名の参加者が集まり、岡山大学の学生や研究者をはじめ、国内外の大学からも多くの専門家が集まりました。

国際的な研究ネットワークの強化



本セミナーの主な目的は、持続可能かつ耐震性の高い構造工学分野での国際的な研究連携の強化にあります。特に、木質構造の持続可能性や耐震技術についての最新の研究成果が幅広く議論されました。参加者は、日本国内の大学やニュージーランドのカンタベリー大学、アメリカのパデュー大学など、異なる国や地域から集まり、多様な意見交換が行われました。これにより、国際的かつ学際的な交流の促進が図られました。

資源活用の新たな可能性



セミナーでは、特に低価値バイオ資源を活用したCLT(クロスラミネート材)や耐震補強技術について、多くの実践的な研究が紹介されました。カンタベリー大学のHyungsuk Lim先生は、オイルパームやココナッツを利用した建材の可能性について言及しました。これにより、持続可能な素材の活用が現実のものとなる可能性があることが示されました。

最新の研究成果とその意義



招待講演では、以下の研究者がそれぞれの専門分野について講演を行いました:
  • - Pablo Zavattieri先生(パデュー大学): 構造設計材料の応用と微細構造設計による特性制御の可能性。
  • - Hyungsuk Lim先生(カンタベリー大学): 低価値バイオ資源を用いたCLTの機能性と課題。
  • - Santiago Pujol先生(カンタベリー大学): RC建物の外部鋼板による耐震補強技術。
  • - Ke Jiang先生(カンタベリー大学): ステンレス鋼管T型接合部の挙動実験。
  • - 前田正樹先生(東北大学): CLTと鋼のハイブリッド構造に関する研究。

これらの講演により、最新の研究成果が広く共有され、持続可能性に資する技術の開発に向けた重要な視点が提供されました。

未来に向けた地域の役割



アルワシャリ・ハモード准教授による総括では、岡山大学グリーンイノベーションセンターの国際的な研究交流の重要性が強調されました。地域中核研究大学としての岡山大学の役割が今後も期待され、持続可能かつ環境に配慮したインフラ開発が進められることが示されました。

今回のセミナーを通じて、持続可能な未来に向けた建築およびインフラの研究が国際的に進むことが期待されます。岡山大学とそのグリーンイノベーションセンターは、今後も地域貢献と持続可能な発展に向けた取り組みを続けていくことでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

関連リンク

サードペディア百科事典: 岡山大学 持続可能性 耐震構造

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。