岡山大学でのプロジェクトマネジメント基礎研修、地域に貢献する人材を育成する

岡山大学プロジェクトマネジメント基礎研修の実施

2025年10月25日、岡山大学津島キャンパスにて、大学の運営に必要なスキルを育てるプロジェクトマネジメント基礎研修の第2回目が開催されました。参加したのは各部局の副部局長や技術職員、事務職員など総勢15名を超える教職員で、講義やグループワークを通じて新たな知識を習得しました。

研修の目的と意義

この研修は、世界的に有名なプロジェクトマネジメントの団体である一般社団法人PMI日本支部と連携して行われています。目的は教育・研究、技術、事務などさまざまな分野で活躍する人材の育成を図ることにあり、特に大学経営におけるプロジェクトマネジメントの重要性を認識し、能力を高めることが目指されています。

講義と実践

研修は、最初に前回の内容の振り返りから始まり、「マスタースケジュール」を作成する方法を学びました。「岡山大学Visionシンポジウム」をテーマに、3人ずつのグループに分かれ、実際にスケジュールを構成するワークを行いました。これは、受講者がプロジェクト全体の進捗状況を把握するために欠かせないスキルです。

次に、「WBS（ワークブレークダウンストラクチャー）」の概念についての講義がありました。これは、プロジェクトの具体的な作業を整理し、より詳細なスケジュールを作成するための技法です。さらに、プロジェクトの成功に不可欠なステークホルダー管理の手法についても講義が行われ、実践的な管理項目をクリアするための知見を得ました。

参加者の感想

研修を終えた後、各グループの代表者が気づきや学びを発表しました。多くの参加者が「スケジュールやタスクの管理がプロジェクト成功の鍵であることを再認識した」と述べたほか、異なるバックグラウンドを持つ仲間とのグループワークを通じて多様な視点が得られたとの評価もありました。このようなプログラムは参加者のスキルを向上させるだけでなく、大学全体の協力体制の強化にも寄与します。

未来への期待

岡山大学では、今回の研修を通じて教職員のスキルアップを図り、地域や社会における大学の役割を強化することを目指しています。大学が掲げる中核的な研究大学としての意義を確保し、将来的には地域の教育リーダーとしての役割を果たせる人材の育成に邁進し続けます。

引き続き、岡山大学のプロジェクトマネジメント基礎研修と他の教育プログラムへの取り組みにご期待ください。