「生きづらさ」を「創造性」に変える HDLaの挑戦
概要
岡山県美作市で活動するデザインブランド「HDL(人おこしデザインラボ)」が、2025年12月に一周年を迎えました。このブランドは、ひきこもりや不登校など生きづらさを抱える若者たちが、彼らの「好き」や「得意」を活かして新たな社会参加を目指すプロジェクトです。ここでは、屋久島の大自然の中、共同生活を送りながらクリエイティブな活動を通じて自立を目指す若者たちの様子を伝えます。
HDLの背景
NPO法人山村エンタープライズが運営する「人おこしシェアハウス」から始まったHDL。全国の統計では、ひきこもり状態の方が146万人にも上るという現実があります。HDLは、従来の支援方法に代わる「自分らしい生き方」を追求し、「支援を受ける側」から「作り手」になれる道筋を提供しています。
アートとデザインの力
厚生労働省の調査では、創作活動が精神的な安定に寄与することが示されています。HDLでは、アーティストや臨床美術の専門家を招いたワークショップを定期的に開き、若者たちが自らの創造性を探求する場を提供しています。これにより、才能を持つ彼らが発言する場を確保し、自己肯定感を育んでいくのです。
一周年の活動実績
HDLのこの一年間には、4名のクリエイターが参加し、22種類のオリジナルデザインを用意、105点の商品を全国へ販売しました。総売上は38万円を超え、クリエイターへの報酬配分も工夫されており、売上の3分の2が作品を作る若者へ還元されています。
クリエイターの声
「自分が描いた作品が誰かに気に入ってもらえると嬉しい」「商品化の過程が楽しみだった」と、彼らは才能が評価される実感を得ることで自己肯定感を高めています。特に、収入としての受け取りが彼らの自信の源となっているとのことです。
今後の展望
来る二年目には、年間売上目標を100万円に設定し、クリエイターの収入をさらに増やす戦略を考えています。また、HDLの名義で受注したデザイン業務を通じて、地域産業とのコラボレーションを深め、新たな商品化を目指す予定です。
商品ラインナップ
HDLからは多彩な商品が展開されています。Tシャツやパーカー、雑貨類など多岐に渡るデザインを取り揃え、オンラインストアで購入可能です。これらの購入は、直にクリエイターたちの支援にもつながります。
終わりに
HDL(人おこしデザインラボ)は、若者たちの「好き」と「得意」を結集し、彼らが自らの力で社会との接点を持てるような新たなモデルを作り出しています。生きづらさを抱えた多くの若者たちの「道しるべ」となり、今後の活動がさらなる広がりを持つことを期待しています。購入や活動に興味のある方は、ぜひHDLの公式サイトを訪れてみてください。