岡山県立高梁城南高校が全国初の株式会社を設立！地域とともに未来を切り開く取り組み

岡山県立高梁城南高校が株式会社設立

岡山県高梁市に位置する岡山県立高梁城南高等学校が、新たな歴史を刻む一歩を踏み出しました。2025年9月8日、同校の生徒たちが主体となって「JONANホールディングス株式会社」を設立。公立高校での株式会社設立は全国でも数件の例しかなく、特に工業系・農業系の専門高校としては初の試みです。

設立の背景と目的

「JONANホールディングス株式会社」は、生徒の自主性を育てることを目的としており、地域密着型の経営実践を通じて学びを深めようとする取り組みです。この会社では、商品の企画・販売、ワークショップの運営、デザイン制作など、多岐にわたる事業が展開されます。これにより、生徒たちは経営や会計、マーケティングといったビジネススキルを実践的に学び、将来のキャリア形成に役立てます。

地域との連携

設立にあたり、地元の企業や自治体との連携も重要な要素です。高校生たちは、地域の商工会や金融機関と協力し、資金調達だけでなく、運営全般においても多くのアドバイスを受けています。このように、地域の支援を受けながら、持続可能な経営を目指しています。売上や利益を得て、次のプロジェクトに繋げる循環型経営を通じて、地域に貢献する姿勢が求められています。

高梁城南高校の特色

この高校は、電気科、デザイン科、環境科学科を設けており、地域社会との結びつきを大切にしています。生徒たちは、課題研究や探究学習で地域課題に取り組み、実社会での経験を積んでいます。また、高校が運営する「JonaCafe」や、失敗を学びに変える「失敗の日」など、ユニークな取り組みも行われています。これらのプロジェクトは、全国からも注目されており、高校生たちの個性と才能が存分に発揮されています。

JONANホールディングスの今後の展望

「JONANホールディングス株式会社」は、設立後も新しい取り組みを行い、地域との協働を進めていく予定です。地域企業との連携を深めることで、岡山県内の産業の活性化に寄与することを目指します。また、地域からの注目を集めることで、さらなる出資者の獲得を狙い、持続可能な運営ができるよう努めていきます。

このように、高梁城南高校は、新たな教育の形を示すことで、地域の活性化に貢献することになるでしょう。地域とともに成長し、未来を切り開く新しいモデルを確立する姿勢が期待されています。