協生農法プロジェクト
2025-06-30 23:33:51

岡山大学が始める地域共創「協生農法プロジェクト」の全貌とは?

岡山大学が手がける「協生農法プロジェクト」



2025年6月26日、岡山大学で新たな地域共創型の取り組み「協生農法プロジェクト」がスタートしました。このプロジェクトは、農学部、工学部、経済学部、資源植物科学研究所の研究者や学生など多様なメンバー約20名が参加し、持続可能な地域づくりを目指します。

この取り組みは、内閣府の「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」の一環として実施されています。地域資源の利活用を通じて、自然と共生する生態系の構築や生物多様性の保持を図っていく狙いです。

協生農法とは


「協生農法」とは、無耕起・無施肥・無農薬を基本とし、自然環境を活用して多様な植物が共存できる生態系を作る農法です。この農法では、単一作物を大量に栽培するのではなく、環境に適応したさまざまな作物と野生植物を組み合わせて、持続可能な農業を実現します。

初日のイベントでは、プロジェクトの発起人である舩倉隆央副本部長が、協生農法の意義やプロジェクトの趣旨について説明しました。その後、参加者はアイデアを出し合い、今後のフィールド活用や技術応用の可能性について活発に意見を交わしました。

実証予定地の見学


イベントは実証予定地である学内の園地見学に移りました。参加者たちはこの地域の植生や土壌の状況について学び、実際に自然環境がどのように形成されているかを確認しました。学術研究院の山下純助教からは、自生する野生植物の種類やその有用性についてのレクチャーが行われ、参加者は熱心に耳を傾けていました。

これから岡山大学は、協生農法を基盤として、環境調和型の新たな生態系モデルの構築を目指します。農業とテクノロジーの融合により、生成AIや画像認識技術を活用し、土壌や地域特性に応じた作物の組み合わせや有用な野生植物を特定するアプリの開発に取り組む予定です。

地域企業との連携


岡山大学は、地域企業との連携を視野に入れています。実証フィールドの拡張やICT機器の導入、データ分析を通じて、産学連携による地域課題の解決に向けた新たなモデルを模索しています。

この「協生農法プロジェクト」は、今後も地域社会と連携しながら、持続可能な自然環境の創出に寄与する実践的な学びの場を提供することを目指しています。岡山大学の取り組みから目が離せません。

岡山大学は、持続可能な開発目標(SDGs)を支援し、地域中核・特色ある研究大学としての役割を果たすべく努力しています。皆さんもこのプロジェクトを通じて、地域の未来にどう貢献できるか、考えてみてはいかがでしょうか。


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