岡山県大元宗忠神社、キャッシュレス決済を公式導入し新たな参拝スタイルを実現

岡山県大元宗忠神社、キャッシュレス決済を公式導入

岡山県の大元宗忠神社が、この度インターネットと対面でのキャッシュレス決済を正式に導入しました。これは、岡山県の神社として初の試みとされており、地域の参拝者にとって大きな利便性をもたらすことが期待されています。

導入の背景

大元宗忠神社は、黒住教の教祖である黒住宗忠公の生誕地に位置しており、140年もの間地域の精神的な拠り所として機能してきました。近年では、参拝者の価値観やライフスタイルの多様化が進み、特に若い世代を中心にキャッシュレス決済のニーズが高まっています。さらに、コロナ禍による影響で、従来の対面での参拝方式に制限が見られ、非接触型の参拝方法を求める声も増加しています。

このような時代背景を反映し、大元宗忠神社では、従来の伝統を維持しつつも、現代のニーズに応える形でキャッシュレス決済を導入しました。これにより、「誰もが安心して心を寄せられる神社」を目指すこととなりました。

導入内容と主な効果

新たに導入されたキャッシュレス決済では、クレジットカードを使った御祈念料や御守りの支払いが可能となります。特に、ウェブからの参拝予約および事前決済を行うことで、計画的な参拝が実現し、待ち時間が短縮される点が魅力です。また、社務の効率化と正確性の向上を図るため、御祈念受付や台帳管理、帳票作成を一元管理するシステムも導入されています。

この新システムにより、手書き作業が削減され、会計管理システムとの連携で処理の自動化が進みます。さらに、授与品の在庫や売上をリアルタイムで管理できるようになることで、運営の効率化も実現されます。

導入の意義と今後のビジョン

大元宗忠神社では、古来の祭祀の厳粛さを守りつつ、現代社会のニーズに応える新しい神社像を追求しています。今回のキャッシュレス化は、地域社会への開かれた神社を目指すための一歩になります。これからも街と神社界のリーダーシップを発揮し、参拝者の心に寄り添う存在であり続けることを誓っています。

宮司からのメッセージ

大元宗忠神社の宮司である黒住忠親氏は、「時代が変わっても、祈りの本質は変わりません。テクノロジーの導入は、便利さの追求ではなく、心を届ける距離を縮めるための手段です。岡山から新しい神社の姿を発信していきたい」と強調しています。

導入システムについて

今回のキャッシュレス決済にあたっては、ビジネスラリアート株式会社が開発した神社専用の統合管理システム「TS アシスト」を導入しました。このシステムによって、御祈念受付から帳票作成、会計、在庫管理までを一元的に管理し、社務の正確性と効率化を同時に実現することができます。

お問い合わせ先

大元宗忠神社（担当：黒住忠親）
〒700-0972 岡山県岡山市北区上中野 1丁目3-10
TEL：086-241-0148
FAX：086-241-7860
Web：大元宗忠神社公式サイト

このように大元宗忠神社は、地域のニーズに応じて参拝スタイルを進化させており、これからの神社界における一翼を担う存在となることでしょう。