青森県むつ市に新たな児童福祉施設が誕生!
2025年の夏、青森県のむつ市に、木の温もりを感じられる新しい児童福祉施設が完成します。これはCLTパネル工法を用いたもので、本州最北端に位置する物件として注目を集めています。運営するのは、ライフデザイン・カバヤ株式会社のフランチャイズに加盟している八戸住宅工房株式会社です。
施設の概要と設計の特徴
この児童福祉施設は、障がいを持つ子どもたちとその保護者を対象としており、室内に使用されているCLTパネルは現し仕上げを施し、木のぬくもりを大切にした空間を演出しています。これにより、子どもたちが安心して活動できる環境が整えられています。
さらに、青森県は2011年の東日本大震災を経験した地域でもあるため、地震などの災害に備えた耐震性を重視した設計が求められました。そのため、この施設では日本CLT技術研究所が開発した、「LC-core構法」が採用されました。この技術により、高い耐震性を確保しつつ、自由度の高い間取りを実現しています。また、災害時には地域の防災拠点としての機能も果たすことが期待されています。
見学会のお知らせ
このたび完成した施設での見学会が、2025年7月25日と26日に開催されます。参加は無料で、完全予約制となっているため、事前の申し込みが必要です。以下に見学会の詳細をまとめましたので、興味のある方はぜひお申し込みください。
- - 日時:2025年7月25日(金)、26日(土)
- - 時間:
- 一部:11:00~12:00
- 二部:14:00~15:00
- - 場所:青森県むつ市南椛山22
- - 参加費:無料
- - 申し込み:完全予約制(お申し込みフォームからご予約をお願いします)
お問い合わせは、八戸住宅工房株式会社(電話:0178-28-8222)まで。
CLT技術の普及に向けた取り組み
2025年2月には、この施設の建て方をライブ配信するなど、周知活動いも積極的に行っています。YouTubeを通じて行われたこの配信では、視聴回数が1,121回、総再生時間が145時間を超え、多くの人々にCLT技術の魅力を伝えることができました。この取り組みは、SNSを利用した情報発信がCLT技術の普及に寄与できることを示しています。
施設の物件概要
この新しい児童福祉施設の詳細は以下の通りです。
- - 工事名称:ぽこ・あ・ぽこ新築工事
- - 工事場所:青森県むつ市大字田名部字南椛山22
- - 用途:児童福祉施設
- - 構造:木造
- - 工法:CLTパネル工法(LC-core構法)
- - 階数:2階建
- - 敷地面積:1143.90m²
- - 建築面積:193.90m²
- - 延床面積:357.72m²
- - CLT使用量:69.444m³(壁、床、屋根に多種のスギ材を使用)
この施設は、多くの人々にとって特別な場所となることでしょう。見学会に参加して、次世代の福祉施設を直に体験するチャンスをお見逃しなく!