地域のエコリーダーを目指す取り組み
株式会社エフピコと株式会社天満屋ストアが、環境保護に向けた新たな取り組みを進めています。今回の活動は、全国に展開する天満屋ストアの46店舗で行われるもので、使用済み食品トレーやペットボトルを回収し、これを新しい容器として再生利用する「ストアtoストア」方式の水平リサイクルを促進しています。
エコリーダーとしての役割
両社の目指すところは、「お店がその地域のエコリーダー」となることです。地域の皆さんには、使用済みの食品トレーやペットボトルを、店頭に設置された回収ボックスに持ち込んでもらいます。これにより、資源が循環し、環境への負荷を軽減することができます。回収したトレーやペットボトルは、すべてエフピコによって再利用され、エコトレーやエコAPET、エコOPETといったエコ製品へと生まれ変わります。
実績と成果
2025年2月期のデータによると、使用済み食品トレーの回収量は73.3トンに達しました。この資源を使って製造されたエコ製品は売り場に戻され、なんと204トンのCO2削減効果を実現しました。地域住民と連携を深めながら、こうした実績を積み重ねていることがうかがえます。
未来への展望
エフピコと天満屋ストアは、今後も協力し合いながら、エコ製品の使用を継続し、2026年2月期には年間220トンのCO2排出抑制を目指します。この取り組みをぜひ多くの方に知っていただき、地域みんなで環境問題に取り組んでいけたらと思っています。
情報化社会の中で、私たち一人ひとりが環境に配慮した行動を取ることは、持続可能な未来を築く大きな一歩となるでしょう。ぜひ、近くの天満屋ストアを訪れて、エコリサイクルの活動に参加してみてください。そして、この取り組みが広がっていくことを共に応援していきましょう。
企業情報
エフピコは、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで使用される食品容器の製造販売を手がける国内最大手のメーカーです。リサイクルの手法としては「トレーtoトレー」や「ボトルto透明容器」を採用しており、地上資源を循環させることで、CO2排出量の削減や環境負荷が低い容器の開発に努めています。
これからの時代、企業と地域が連携し、お互いに支え合うことで、持続可能な社会を実現することが求められています。エフピコと天満屋ストアが行う環境に優しい取り組みから、今後も目が離せません。