岡山大学でブラジル研修生修了式が開催されました
2025年12月16日、岡山大学で「ブラジルからの研修員修了式」が行われました。この修了式は、岡山県が主催する「令和7年度南米次世代交流プログラム」の一環として実施され、岡山大学大学院環境生命自然科学研究科での研修を修了した三浦ブルーナ理絵さんを迎えました。
研修生の取り組み
三浦さんは、10月から12月にかけて、環境生命自然科学研究科の情報セキュリティ工学分野にて、様々な研修に参加しました。彼女が行った研究では、日本とブラジルにおける情報セキュリティの違いが明らかにされ、特にプライバシーデータの保護に関する法律とその適用についての調査が行われました。そして、プログラミングやITツールを活用したフィッシング詐欺の解析も行うなど、実践的な知識を深めました。
研修の意義と感謝の言葉
修了式では、三浦さんが自身の経験について語り、「約30年前に母親が同じプログラムで岡山に来たことがきっかけで、私もここで学ぶことができました。この素晴らしい機会を得て、岡山の歴史や文化を学ぶことができた」と感謝の意を述べました。この発言からは、岡山とのつながりへの深い思いが感じられました。
また、伊原木隆太岡山県知事は、「今後も岡山と世界をつなぐネットワークを大切にし、研修生たちが帰国後も日本や岡山のことを思い出してくれることを願っています」と語り、これからの国際交流の未来への期待を込めた激励の言葉を贈りました。
岡山大学の国際的な取り組み
岡山大学では、国内外から多様な留学生を受け入れ、グローバルな視野を持つ人材育成を進めています。このような国際交流は、単なる学びの場を提供するだけでなく、文化や価値観の共有を通じて、友好のネットワークを築く大きな役割を果たしています。
三浦さんは、今回の経験を元に、将来的に次世代の日系人との架け橋としての役割を果たすことを目指しています。この交流プログラムを通じて得た知識や友情は、今後も岡山とブラジルを結ぶ重要な要素となるでしょう。
期待される未来
岡山大学の取り組みは、地域や国を超えた国際的なネットワークを構築する大きな第一歩です。今後もこのような交流が続くことで、異文化理解や友好の増進が進むことが期待されています。三浦さんと森先生の取り組みは、次世代の交流の礎となり、多くの学生たちにも新しい教育機会を提供していくことでしょう。
岡山大学は、地域中核としての役割を果たし続け、今後も国際的な活動を推進し、学生たちの可能性を広げていくことを目指しています。