海のフォーラム
2025-10-08 16:43:30

海について学び、未来につなげる「海のフォーラム&マルシェ」レポート

海のフォーラム&マルシェ in RSK レポート



2025年9月27日、岡山市のRSKイノベイティブ・メディアセンターで「海のフォーラム&マルシェ」が開催されました。このイベントは一般社団法人海と日本プロジェクトin岡山が主催し、海についての理解を深め、次世代へ美しい海を引き継ぐための取り組みとして位置付けられています。

今回のイベントには、著名なゲストが登壇し、参加者たちに海についての新しい知識と視点を提供しました。特に、日本財団常務理事の海野光行さん、人気お笑いタレントの田村亮さん、髭男爵の山田ルイ53世さんがトークセッションに参加し、海の「今」を知ることの重要性を伝えました。その内容によれば、海の現状は私たちが思っている以上に深刻で、多くの人が知らない問題も抱えているとのことです。

トークセッションの様子


イベントは、海の現状を知るためのトークセッションでスタートしました。オープニングトークでは、海の神秘について触れられ、参加者たちが驚くような新情報が披露されました。たとえば、日本財団が力を入れている「オーシャン・センサス」というプロジェクトについても紹介され、未知の海洋生物の発見など、海のミステリーに参加者は引き込まれていました。

「海の“今”を知る」というテーマのもと、特に注目を集めたのが、南鳥島近海で見つかったマンガンノジュールについての話です。リチウムイオン電池の材料として重要な資源であることが分かり、これからの利用に期待が寄せられました。また、「暗黒酸素」という新しい科学的概念も紹介され、深海の研究が進めば、教科書が書き換えられる可能性もあることが語られました。

食と環境の取り組み


続いてのセッションでは、「食から見る海の変化」について議論されました。今日は、例えばズワイガニやイセエビの分布が変わってきていることなどが取り上げられ、食文化にも大きな影響を与えています。岡山県水産研究所からの報告もあり、瀬戸内海の環境変化について詳しく紹介され、参加者たちはその深刻さに気付くことができました。

特に大切なのは、私たち消費者が何を選ぶかという意識です。地元の食材を選ぶことで、少しでも海の問題に目を向けるきっかけになると呼びかけられました。実際に、クロダイが用いられた料理が振る舞われ、参加者たちはその味を通じて地元の良さを再認識しました。

海洋ごみ問題へのアプローチ


第2部では、海洋ごみ問題についても焦点が当てられ、「海ごみゼロ大作戦中高生実行員会」による活動が紹介されました。彼らは若い世代ならではの視点で、海に流れ込むごみの多くが陸から来ていることを明らかにしました。参加者たちが共感する力強いメッセージが伝えられ、やる気を引き出されました。

活動を通じて感じたことや、新たな挑戦への意欲が若い世代から溢れ出し、会場は活気に包まれました。

海のマルシェ


また、会場の外では「海のマルシェ」が開催され、地元の魚を使ったメニューや新鮮な海の幸を楽しめる多彩な店舗が並びました。特に、「さかなのおにいさん かわちゃん」のワークショップでは、子どもたちが楽しみながら海を学ぶことができ、家族連れにも好評でした。

この.EVENTを通じて、参加者は豊かな海の恩恵を再確認し、今後の取り組みへと意識を向けるきっかけとなりました。「海のことを知ること」が大切だと改めて認識できたと感じています。

未来への希望


参加者からは、「もっと海について学びたい」「自分の地域にどんな魚がいるのか見てみたい」といったポジティブな声が寄せられ、イベントの目的は十分に達成されたように思います。今回の「海のフォーラム&マルシェ」が、海に対する理解と愛情を深める一助となったことを心から願っています。


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