フランス大使館訪問
2025-08-07 00:53:29

岡山大学でフランス大使館科学官が惑星物質研究所を訪問

岡山大学でフランス大使館科学官が惑星物質研究所を訪問



2025年8月4日、岡山大学に所在する高等先鋭研究院の惑星物質研究所が、在日フランス大使館の科学技術部門から技能官が訪れるという貴重な機会を迎えました。この訪問は鳥取県の三朝町で開催された「第68回キュリー祭」に合わせたもので、フランスと岡山大学との研究交流の重要な一歩を示しています。

フランスの科学外交の一環としての訪問



この日は、三朝町の赤坂副町長もお伺いし、芳野所長が研究所の概要や主要な研究活動を紹介。続いて装置の視察や記念撮影が行われました。特に芳野所長が紹介したのは、最先端の高温・高圧実験に使用される研究装置であり、世界唯一の六軸加圧式川井型超高圧発生装置や、一軸加圧式川井型超高圧発生装置など、先進的な研究を支える重要な機器が展示されていました。

このような高圧実験装置は、惑星の内部構造、物質の相転移、さらには惑星形成過程を解明するために不可欠です。訪問を受けたボルド氏は、これらの装置の技術に非常に興味を示していました。

小惑星探査機「はやぶさ2」の研究成果も紹介



また、研究の中では小林桂副所長が小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰ったリュウグウ試料の高次キュレーションに関する研究成果を報告。それに続いて、実際の試料や分析機器を使用した研究の様子を説明しました。ボルド氏は、リアルな研究成果に触れ、その深さに感銘を受けた様子でした。

国際連携と未来への期待



意見交換の場にて、ボルド氏はフランス政府がアジア太平洋地域の科学外交強化に取り組んでいることを紹介。気候変動、宇宙科学、原子力、エネルギーなどの分野での国際連携を進める意義について語りました。また、将来的な研究ファンド支援の可能性やフランスの研究機関との連携についても提案があり、双方にとって有意義な知見が交換されました。これにより岡山大学及び惑星物質研究所は国際共同研究に向けたさらなる連携を期待されています。

岡山大学の未来を見据えて



岡山大学は地域中核・特色ある研究大学として、未来の社会に貢献するための研究活動を推進中です。このような国際的な動きは、地域と地球の未来を共創するための重要な要素として注目されています。岡山大学とその研究所の今後の展開にご期待ください。

訪問の際の記念撮影では、左から小林副所長、芳野所長、ボルド氏、通訳のアラン氏、赤坂副町長が一堂に集まり、協力のシンボルとしての一枚が収められました。これからの研究の進展にますます期待が高まります。


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