岡山大学大竹教授、NASA「コラディーニアワード」を受賞！日本人初の快挙
岡山大学 大竹教授がNASA「コラディーニアワード」を受賞
国立大学法人岡山大学の高等先鋭研究院に構成される惑星物質研究所の大竹真紀子教授が、米国NASAの太陽系探査研究バーチャル研究所が主催する「コラディーニ賞」を受賞しました。この受賞は、日本人として初めての快挙であり、国際的にも非常に名誉深いものです。
この賞は、太陽系探査分野において継続して顕著な成果を挙げてきた研究者に贈られます。大竹教授は、その長年の研究成果が国際的にいかに評価されているかを示す重要な出来事です。
大竹教授の業績
大竹教授は、JAXA（宇宙航空研究開発機構）による月探査機「かぐや」の開発責任者としても知られています。さらに、日本初の月面着陸に成功した「SLIM」など、多くの惑星探査ミッションに参加してきました。その結果得られた観測データの解析を通じて、月の起源や進化に関する重要な科学的成果を上げています。
これまでの業務からの業績は、ただの対象への観測に留まらず、宇宙科学の発展への大きな貢献とみなされ、今回の受賞につながりました。大竹教授は、宇宙科学の領域での長期にわたる努力や成果が、他の研究者に与える影響の大きさを実感しています。
受賞式の様子
受賞発表は、アメリカ・ニューメキシコ州で行われた「NASA探査科学フォーラム2025」でのオンラインスピーチを通じて行われました。そこで、大竹教授は受賞への喜びを述べると共に、過去の探査ミッションに関わった全ての方々への感謝の意を表明しました。特に、今後インドとの共同で進める月極域探査機「LUPEX」ミッションにも期待を寄せています。
教授はまた、宇宙飛行士が月面での岩石採取を実現することが自身の夢であると語りました。宇宙探査がますます進化していく中で、彼女の今後の活躍が期待されます。
岡山大学の今後の展望
岡山大学は、大竹教授のさらなる活躍を期待する一方で、次世代の宇宙科学研究者の育成にも力を入れる方針です。地元の皆様にも、この優れた研究大学で進行中の様々な取り組みに注目していただきたいと思います。岡山大学は「地域中核・特色ある研究大学」として、宇宙科学と地域社会の双方での貢献を進めていきます。
まとめ
「コラディーニ賞」の受賞を通して、大竹教授の業績が国際的に認知されたことは、宇宙探査研究の重要性を再確認させるものでした。岡山大学の研究機関が持つポテンシャルと、大竹教授のこれからの成果に、皆様のさらなる応援をよろしくお願いします。
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