中国銀行が地域活性化に向けたREIT組成プロジェクトへの出資を完了
中国銀行は、株式会社NBIホールディングスと株式会社PROSPERが主導するREIT組成を目的とする資産運用会社『ふるさとパートナーズ』に出資を行い、地方銀行として初めての取り組みを実現しました。この出資は、地域の宿泊施設に重点を置き、地域活性化を図るための重要な一歩です。
ふるさとパートナーズが目指すREITの意義
『ふるさとパートナーズ』のコンセプトは、地域の観光活性化に目的を置いたREITの形成です。地方金融機関と協力して地域価値を創出するプラットフォームの構築を目指しており、各金融機関はそれぞれの地域の活性化に寄与できる仕組みを創り出しています。
具体的には、地元金融機関からの出資を受け、地方に密着したプロジェクトを進めることで、地域の特性を生かした投資を実現します。今後は2026年の夏を目標に、複数の地域金融機関からの出資を見込んでいます。
中国・瀬戸内エリアの魅力とは
NBIホールディングスは、不動産投資を通じて地方創生に貢献する企業です。中国銀行の出資によって、このプロジェクトは地域内のホテルや旅館に焦点を当て、観光資源の再生や活性化を目指します。中国・瀬戸内エリアは、壮大な景観や豊かな食文化を持ち、観光地としてのポテンシャルが高い地域ですが、地域の宿泊事業者は老朽化や後継者問題といった課題に直面しています。このため、金融機関としての役割が求められています。
資金の流れを地元観光業に循環させる取り組みは、中国銀行がこれまで培った不動産ファイナンスの知見と、NBIの投資ノウハウを組み合わせることで、地域経済の持続的発展に貢献することを目指します。地域内外からの資金を活用し、地元の魅力を最大限に引き出すことが重要です。
共同記者会見の様子
5月29日に行われた共同記者会見では、NBIホールディングスの金谷社長が地域銀行との連携を喜ぶ発言を行いました。彼は、都市部に偏った投資資金を地域に流れる仕組みを構築することが、持続可能な地方創生を実現する鍵であると強調しました。
また、中国銀行の西明寺取締役も地域の多様な魅力を述べ、宿泊事業者が抱える課題に対して具体的な支援が必要であると語りました。融資だけでなく、資本の提供や事業への関与を通じて観光資産の価値向上に努めることが求められています。
今後の展望と成長目指す
『ふるさとパートナーズ』は、2029年夏にREITの運用を開始することを目指しており、運用開始時には500億円規模の資産を見込んでいます。さらに、5年後には2,000億円規模に成長することを目指しています。NBIホールディングスは既に400億円超のホテル・旅館の投資機会を確保しており、地域活性化に必要な投資の豊富さが期待されています。
今後も、地元の観光業や宿泊業を支えるために貢献しつつ、地域に新たな価値を提供していくことを目指しています。金融と投資を通じて、中国・瀬戸内エリアの未来をより豊かなものにする取り組みが今後も期待されます。