自動運転物流の実証
2025-12-01 15:04:47

セブン-イレブン、自動運転トラックによる新しい未来の物流を実証開始

セブン-イレブン、自動運転トラックによる新しい未来の物流を実証開始



セブン-イレブン・ジャパンと三井物産流通グループ、株式会社T2の三社が共同で、自動運転トラックを活用した長距離輸送の実証実験をスタートしました。これは、コンビニやスーパーマーケット業界では初となる試みで、関東から関西にかけての高速道路の一部区間で行われる予定です。

環境に優しいサーキュラーエコノミーの拡大



この実証実験では、地域から回収した使用済みの食用油を元にしたバイオ燃料を用いて、自動運転トラックの燃料として活用します。この取り組みは、環境保護と人手不足の対策としての「サーキュラーエコノミー」を拡大するものです。これにより、物流業界が直面する課題に対する解決策を模索していきます。

物流の課題と自動運転の実現性



近年、社会全体で深刻化しているドライバー不足。特に長距離輸送において、効率的に商品を安定供給するには、自動運転技術の導入が不可欠です。T2が提供する自動運転トラックは、2027年度にはレベル4の運行を目指しており、今回の実証はその第一歩となります。

実証実験の概要



実証は2025年12月1日から2026年4月までの間に計3回行われ、埼玉県新座市にあるMRG埼玉第二センターから兵庫県尼崎市のMRG関西センターまでを結ぶ高速道路一部区間を利用します。トラックには「セブンプレミアム」の各種商品が積載され、以下の役割を各社が担います。

  • - SEJ(セブン-イレブン):実証テーマ設定と商品の提供。
  • - MRG:物流拠点の提供、積込み・荷卸し、運行スケジュールの管理。
  • - T2:自動運転トラックの提供と運行データ収集。

検証内容と燃料について



今回の実証では、自動運転トラックによる長距離走行の実現可能性、配送にかかる時間、そして運行オペレーションの有効性を検証します。また、軽油に使用済み食用油を混合したバイオ燃料「B5軽油」の導入も行い、物流における環境への影響を最小限に抑える方法を見つけることも目指します。

環境配慮の後押し



自動運転トラックは、高速道路と一般道での運行を切り替えるための拠点にて給油が容易であり、環境への配慮がなされた輸送を実現することが期待されます。これにより、CO₂排出の削減にも寄与します。バイオ燃料の導入は、持続可能な物流システムへの取り組みとして、今後の展開に注目が集まります。

まとめ



この実証実験を通じて、セブン-イレブンが提供する商品がより長距離での供給ができること、人手不足と環境問題に対する有効な解決策を見出すことが期待されています。自動運転未来の物流、そしてサステナブルな社会を目指す動きに、今後も注目していきましょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

関連リンク

サードペディア百科事典: セブン-イレブン 自動運転トラック サーキュラーエコノミー

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。