遠隔操作技術の交流
2025-10-12 16:11:45

岡山大学が長岡技術科学大学で遠隔操作技術の見学と交流を実施

岡山大学、長岡技術科学大学で遠隔操作技術の交流を実施



2025年8月29日、岡山大学(所在地:岡山市北区)の技術部門が長岡技術科学大学を訪れ、最新の遠隔操作機器に関する見学会と情報交換会を開催しました。このイベントは、文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択された大学の一環として行われ、岡山大学、長岡技術科学大学、千葉大学、大阪公立大学、九州工業大学の各大学の技術部門から関係者が集まりました。

遠隔操作機器の最新技術



岡山大学からは、総合技術部の田村義彦部長、堀格郎課長、堀金和正サイテックコーディネーター、飯田雄司技術職員などが参加。長岡技術科学大学の分析計測センターでは、顕微鏡やXRD装置など、共用機器のほぼ全てが遠隔操作可能な中間PCを備えています。参加者は、実際にSEM(走査型電子顕微鏡)やEPMA(電子プローブマイクロアナライザー)を用いて、遠隔操作を体験しました。

VPN接続やZoomを使用したデモを通じて、遠隔操作の操作性や運用上の課題に対する理解を深めました。これは、今後の研究活動において、大変貴重な経験となりました。

技術職員の人材育成と大学間連携



情報交換会では、各大学が技術職員組織や人材育成の取り組みを紹介し合いました。岡山大学の参加者からは、総合技術部の組織体制や活動内容が紹介され、遠隔操作の教育、受託分析、講習会への活用事例が共有されました。参加者たちは、今後の大学間連携や新たな運用可能性について活発な意見交換を行い、研究基盤の強化に向けた情報収集を行いました。

今後の展望



岡山大学は、技術職員の高度化や研究設備機器の共有を進めるため、今後も他大学や研究機関と連携しながら積極的に意見交換を行う方針です。今回得られた知見は、岡山大学の研究活動における基盤強化やリモートアクセスを活用した研修・分析支援に役立てられるでしょう。山々のように広がる研究大学群の中で、岡山大学は一つの中核を担う存在として、地域社会とともに歩んでいくことが期待されます。

J-PEAKSの意義



岡山大学の副理事・副学長の佐藤法仁氏は、長岡技術科学大学の協力を得られたことに対する感謝の意を表し、J-PEAKSが教職員全体の役割であることを強調しました。この取り組みは、研究大学群を形成するために重要な意義を持っています。岡山大学は、今後も新たな挑戦に満ちた活動を展開していくことでしょう。地域に根ざした大学として、持続可能な開発目標(SDGs)にも尽力していきますので、今後の活動にご期待ください。


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