岡山大学と電通大
2025-12-05 06:47:01

岡山大学と電気通信大学がヘリウムリサイクル事業で意見交換を実施

岡山大学と電気通信大学がヘリウムリサイクル事業について共同研究



2025年11月11日、国立大学法人岡山大学のタスクフォースメンバーが電気通信大学を訪れ、ヘリウムリサイクル事業に関する意見交換会を実施しました。この会議の目的は、ヘリウムガスの回収から液体ヘリウムの供給に至るプロセスを共有し、今後の連携を深めることにあります。

参加者には岡山大学から畑中耕治副タスクフォース長を始めとする技術・事務職員、さらに電気通信大学から学術技師やチーフURAも名を連ねました。また、大阪大学からはNMR装置の保守・管理についても助言を行う専門職員が出席しました。

意見交換の内容



会議では、電気通信大学が行っているヘリウムガスの回収と液体ヘリウム供給の流れについて説明がありました。特に、東京農工大学との間での輸送方法や料金設定についても具体的な話し合いが行われました。岡山大学からは、「中四国・播磨HeReNet」や「クライオ電顕・トモグラフィアカデミア」といったプロジェクトについての進捗が報告されました。

さらに、参加者は電気通信大学でのヘリウム液化機や回収から輸送までの作業を見学し、実際の工程に触れる機会を持ちました。また、東京農工大学では、ヘリウムガスを回収するための機器についての説明があり、現場の見学も行われました。特に「HeliGet」事業に関しての情報交換も行われ、今後の協力体制を強化する方向で意見を交わしました。

中四国・播磨HeReNetとHeliGetの意義



岡山大学が推進する「中四国・播磨HeReNet」および「HeliGet」は、地域の大学や研究機関、企業に液体ヘリウムを安定供給することを目的としています。この事業が進むことで、岡山大学だけでなく、近隣の大学や研究機関もヘリウムを用いた研究・開発に容易に取り組むことが可能になります。つまり、地域の研究力の向上とイノベーションの創出が期待されるのです。

今回の意見交換会は、異なる機関間での情報共有と実績に基づく課題解決に向けた貴重な一歩となり、今後のヘリウムリサイクル事業における持続的な発展への道を拓くものでした。岡山大学とその参画機関の挑戦に期待が寄せられています。

地域に基盤を置く大学として、岡山大学は「中四国・播磨HeReNet」や「HeliGet」を通じて、持続可能な研究環境の構築に尽力し続けるでしょう。これからの動向に目が離せません。


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