岡山大学が贈る「岡山EXPOフォーラム」
2024年12月14日、国立大学法人岡山大学の津島キャンパスにおいて、「岡山EXPOフォーラム 万博と私たちの未来」が開催されました。本イベントは、同大学のSDGsアンバサダーにより設立された学生団体「OU!万博」が企画し、学生が中心となって万博の魅力を伝え、持続可能な地域社会の構築を促進することを目的として実施されました。
万博と岡山の魅力を探る
フォーラムの主な内容は、「大阪・関西万博と岡山の魅力を伝える」ことに加えて、学生の意見を深めるものでもあります。新型コロナウイルスの影響で活動が制限された岡大生のSDGs活動を再活性化しようとする「OU!万博」の強い思いが感じられるイベントです。
イベントでは、メインステージで万博マイスターの二神敦氏やパワーエックス社長の伊藤正裕氏が講演を行い、岡山の小学生から社会人までの12団体によるパフォーマンスが披露されるサブステージも設けられました。また、岡山・関西での活動を紹介するブースや、グルメを楽しめるキッチンカーも多く出展され、参加者から高い関心を集めました。
ユニークな講演と参加型企画
メインステージのオープニングセレモニーは、三村由香里理事による開会の挨拶で始まりました。続いて行われた二神氏の講演では、万博に関連する興味深い体験談や岡山にちなんだエピソードが語られ、観客を引き込むトークが展開されました。特に目を引いたのは、二神氏が「ミャクミャク」の衣装を着て行った万博クイズで、参加者を巻き込む楽しさがありました。
その後、伊藤社長が基調講演を行い、起業やキャリア形成について自身の経験を交えながら講演しました。「興味のあることに没頭し、それを通じて価値を創造することが重要」と語り、今の時代の若者にエールを送る内容となっていました。
パネルディスカッションでの深い議論
また、イベントの一環として行われたパネルディスカッションには、大学関係者や学生たちが登壇し、「自分の性格を理解し、それに基づいた選択をすることが幸福の鍵」といったテーマで活発に意見交換をしました。個々の人生観やキャリア選択に対する考え方が問題提起され、参加者それぞれが自身を見つめ直す貴重な機会となったことでしょう。
未来への期待
最後に、日本経済新聞社の楢崎健次郎氏による閉会挨拶があり、イベントは大いに成功を収めました。このような取り組みを通じて、持続可能な開発目標(SDGs)への理解と関心がさらに深まることが期待されます。岡山大学が地域におけるリーダーシップを発揮し、社会貢献に寄与していくことを心から願っています。
今後も岡山大学の活動には注目していきたいところです。地方の大学が持つ可能性とその影響力が、岡山の未来を煌めかせてくれることを期待しています。