ヘリウムリサイクル
2026-05-03 14:21:15

岡山大学と香川大学、ヘリウムリサイクル事業で共同の取り組みがスタート!

岡山大学と香川大学、ヘリウムリサイクルに向けた共同事業を開始



国立大学法人岡山大学が、香川大学と連携し、「中四国・播磨Heliumリサイクルネットワーク(通称:中四国・播磨HeReNet)」を通じて、ヘリウムガスの回収を開始しました。この取り組みは、2026年3月23日および24日に行われました。両大学は地域中核として、地方大学の研究環境を支えるための重要な一歩を踏み出しています。

ヘリウム回収事業の詳細



岡山大学の研究機器共用体制を強化する目的で設立されたタスクフォースが、香川大学(三木町農学部キャンパス)と惑星物質研究所(鳥取県東伯郡三朝町)において、核磁気共鳴装置(NMR装置)からヘリウムガスの回収作業に着手しました。今回のフェーズ1では、ヘリウムガス回収用の圧縮機とガスバッグが事前に納品され、専門の職員たちがその作業を支援しました。

回収のプロセス



NMR装置に接続されたガスバッグがヘリウムガスで満たされると、職員たちはそのガスを圧縮機を利用してガスボンベに移す作業を行います。この工程がスムーズに進むことで、ヘリウムガスの効率的なリサイクルが可能になります。今回のプロジェクトにより、中四国・播磨HeReNetに参加する6機関(鳥取大学、徳島大学、米子工業高等専門学校、岡山理科大学、香川大学、惑星物質研究所)によるヘリウムガスの回収が開始され、事業のスケジュールが早まる好展開を見せています。

地方大学の課題への対応



香川大学の佐藤教授は、ヘリウムの価格高騰が地方大学にとって深刻な問題であると指摘し、本事業によってその負担が軽減されることを期待しています。また、惑星物質研究所の薛教授も、ヘリウムの持続可能な利用について触れ、資源のリサイクルが地域の研究環境の安定にも寄与することを強調しています。

経済安全保障と未来の取り組み



この取り組みは経済安全保障の観点からも重要です。ヘリウムは100%海外からの輸入に依存しているため、国内でのリサイクルを進めることは資源の安定供給に繋がります。また、岡山大学ではヘリウムに関連する人材育成プログラム「HeliSET」も推進中で、今後の「He3プロジェクト」の取り組みが期待されます。

研究の裾野を広げる



本プロジェクトを通じて、岡山大学は近隣の大学や研究機関、企業に対しても液体ヘリウムを供給し、研究・開発の裾野を広げることを目指しています。これは地域全体としての研究力の向上にも寄与するものと考えられています。

今後も岡山大学とその参画機関が力を合わせ、日本の研究力向上へ向けた取り組みを続けていくことに期待が寄せられています。地域中核・特色ある研究大学としての岡山大学の活動は、地域社会への貢献とともに、新たなイノベーションの創出をも見据えたものとなっています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

関連リンク

サードペディア百科事典: 岡山大学 ヘリウムリサイクル 香川大学

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。