岡山の農業革命
2026-08-31 11:45:26

岡山の農業革命!JALグループとパワーエックスのカーボンゼロ農業モデル

岡山の農業革命!JALグループとパワーエックスのカーボンゼロ農業モデル



岡山県玉野市にある株式会社パワーエックスが、JALグループと共同で進めているカーボンゼロ農業モデルが注目を集めています。リーダー的存在のパワーエックスが、どうやって環境に優しい農業を実現したのか、その取り組みと成果を詳しく見ていきましょう。

1. カーボンゼロ農業への挑戦



近年、気候変動やエネルギーコストの高騰が農業に影響を及ぼしています。2026年から始まったこのプロジェクトは、JALグループとの提携により、夏の高温多湿な環境でも収穫を可能にする「周年栽培」の実現を目指しています。このプロジェクトの核となるのが、JALの農業施設「JAL FARM」に導入された中型産業用蓄電システム「PowerX Cube」です。これにより、太陽光発電を利用した再生可能エネルギーの導入が加速し、持続可能な農業技術の実証が進められています。

2. 夏いちごの収穫成功



2026年の夏、このプロジェクトの初の成果として、夏いちごの収穫が実現しました。栽培された品種は、農業・食品産業技術総合研究機構が開発した「よつぼし」です。6月には順調に収穫が始まり、成田地区のスーパーマーケットや近郊のパティスリーで販売されています。夏の高温に対応するため、空調管理が重要ですが、今回の取り組みにより、約60%の電力を再生可能エネルギーで賄うことができました。

3. 環境への配慮とコスト削減



プロジェクトを通じて、農園の使用電力の約60%を再生可能エネルギーで賄うことに成功しました。この結果、2026年7月には、約11,500kWhの電力を系統から削減し、電気料金に換算すると約28万円のコスト削減に相当します。また、約4.9トンのCO2排出量も削減され、これは一般的な乗用車2台分の年間排出量に相当すると試算されています。

4. 今後の展望



3社は今後も蓄電システムの運用を最適化し、太陽光発電の自家消費率を向上させる方針です。また、見えてきた需要変動に応じた新たな蓄電池活用モデルの確立も検討しています。気候変動対策としても重要な位置づけのこのプロジェクトが、岡山から全国へと広がることを期待しています。

5. 中型産業用蓄電システム「PowerX Cube」の特長



PowerX Cubeは、岡山県で製造される中型産業用の蓄電システムで、約358kWhの蓄電容量を持ちます。商業施設や農業において、電力のピークカットや自家消費が可能です。また、災害時のBCP対応電源としても利用可能で、今回の実証では太陽光の余剰電力を蓄え、高まる空調需要に応じて放電する仕組みが導入されています。

6. 参画企業の紹介



株式会社JAL Agriportは、JALグループの農業法人として2018年に設立され、成田空港近郊の農地を活用したさまざまな農業生産に取り組んでいます。地域の食材を利用した料理を提供するレストラン「御料鶴」を運営し、海外へのいちご輸出にも力を入れています。これらの活動を通じて、日本の農作物の価値向上を目指しています。

このように、地域資源を最大限に生かす新たな農業の姿が、岡山から発信されています。持続可能な未来を考える上で、この取り組みは大きな意義を持つことでしょう。


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