岡山大学SDGs推進表彰を受賞した「めどことん」の活動
岡山大学より発表された「2024年度岡山大学SDGs推進表彰」で、学生団体「めどことん」が優秀賞に輝きました。この表彰は、教育、研究、職場貢献、学生グループの4つの分野において影響力のある取り組みを讃えるもので、特に学生グループ分野での受賞は注目されます。
「めどことん」は、岡山大学医学部の学生を中心に活動している団体です。彼らは地域の中高生に向け、健康意識の重要性を広めるために「Medcafé」というイベントを企画・運営しています。このイベントでは、毎回異なるテーマが設けられ、「貧血について考えよう」や「アルコールパッチテスト」といった内容が展開されています。これまでに5回の開催実績があります。
取り組みの発表では、「めどことん」のメンバー、北山万由子さんと三谷峻永さんが登壇し、自らの活動や設立の背景についてお話ししました。北山さんは、中高生の頃に体調不良で悩んでいた経験から、医学生として若者に医療情報を伝えたいとの強い想いを語りました。「体調不良があったとき、周囲に相談できなかったことが多かった。今の私たちがその知識や情報を提供することで、少しでも多くの人が健康について考えるきっかけになれば」といった気持ちが伝わります。設立のきっかけとなったのは、若者たちが医療について正しい知識を持てる環境を整えたいという思いです。
発表の中で、岡山大学の那須保友学長も、今回の活動に対して高く評価し、さらなる地域貢献につながることを願い、「ぜひこの活動を続けていってほしい」とエールを送りました。大学が地域社会における教育機関としての役割を果たすことの重要性が示された瞬間でもあります。
「めどことん」の活動は今後も継続し、さらなる発展を目指していくとのことです。地域の中高生が健康についての知識を深めるための機会を提供することは、持続可能な開発目標(SDGs)の観点からも重要な取り組みと言えるでしょう。医療への理解を高めることで、地域の健康を支える動きが加速しています。
岡山大学におけるこのような取り組みは、地域の中核となりさまざまなことを学び、生かし合うことができる環境を築く大きなステップと考えられます。地域の若者たちが自身の健康意識を高めることで、より良い future(未来)を築くための活動として、今後の展開が楽しみです。
「めどことん」の今後の活動については、彼らの公式Instagramや岡山大学のホームページでも随時情報が公開される予定ですので、ぜひチェックしてみてください。