岡山大が大阪万博で注目
2025-09-28 15:55:23

岡山大学の観光DXプロジェクトが大阪万博で注目のVR体験を披露

岡山大学、学生発の観光DXプロジェクトを大阪万博に出展



国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区)が、2025年に開催される大阪・関西万博において、観光デジタルトランスフォーメーション(DX)に焦点を当てたプロジェクトを展開しました。このプロジェクトは、文部科学省の支援を受け、地域の課題解決に向けた取り組みの一環として、高梁市とのコラボレーションによって実現しました。

大阪万博での出展内容



2025年8月22日から24日まで開催される大阪・関西万博内において、岡山県の魅力を伝えるブース「おかやま『桃太郎の夏休み』」が設置されます。ここでは、学生たちが主体となり、観光DXを通じて地域創生と観光振興を図るべく、来場者に向けたさまざまな体験型コンテンツを提供しました。

ブースのテーマは「空から見よう!天空の山城 備中松山城」。このプロジェクトでは、岡山大学の研究を基にしたドローン技術を駆使し、備中松山城の空撮映像を上映しました。来場者は模型に試乗してVRゴーグルを装着し、空中を飛び回る感覚を楽しむことができました。特に注目されたのは、岡山大学の学生とベンチャー企業が力を合わせて制作した3Dメタバース映像です。この映像は、備中松山城や高梁市のキャラクター「猫城主さんじゅーろー」を仮想空間に再現し、来場者は楽しく城下町を探索することができました。

来場者の反応



来場者からは、「映像が非常に美しい」、「この視点から見たのは初めてで感動した」という声が続々と寄せられました。また、VR体験の中には車いすの利用者も参加しており、「誰もが観光を楽しむ社会」の実現に向けた新たな可能性を学生たちは実感しました。最終日には、備中神楽保存会の演舞や、観光PRを行う高梁市長・猫城主さんじゅーろーによるパフォーマンスも行われ、賑わいを見せました。

地域課題解決に向けた取り組み



今回のプロジェクトは、単なる観光PRにとどまらず、観光DXを通じた地域課題の解決やWell-being社会の実現を目指しています。学生たちは、自らの手で地域の魅力をどう表現し、誰もが楽しめる体験に昇華させるかということを真剣に考え、来場者の反応を直接観察する中で、より実践的な学びを得ました。

今後の展開



今回のVR映像作品やドローン模型は、2025年12月2日に岡山大学で開催予定の「岡山大学 R&D Showcase 2025」においても展示される予定です。さらに、雲海シーズンに合わせたイベント上映や高梁市内の施設での常設展示も計画されており、学生や大学発ベンチャーによる成果が観光振興や地域社会のWell-being向上に寄与することが期待されています。

地域中核・特色ある研究大学として、岡山大学の取り組みに今後も目が離せません。


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