「フサヒゲルリカミキリ3D NFT」販売開始
6月4日、虫の日に合わせて「フサヒゲルリカミキリ3D NFT」の販売が始まりました。このプロジェクトは、絶滅危惧種IA類に指定されているフサヒゲルリカミキリの個体数増加を目指すものです。かつては北海道や本州全域に分布していたフサヒゲルリカミキリですが、現在は真庭市の蒜山地域でしか確認されていません。絶滅の危機に瀕しているこの種を救うため、NFTの収益は地域の環境保全活動に利用されます。
環境保全活動の内容
具体的には以下の保全活動が予定されています:
- - ユウスゲの種子の採取・栽培・植栽
- - 草原の保全を目的とした草刈り
- - ニホンジカから植物を守るための電気柵の設置
「絶滅を見過ごしかねない時代」と言われないために、参加者全員で歩む一歩を大切にするプロジェクトです。また、NFTとしてブロックチェーンに記録されるため、購入者自身の資産としても価値を持ち続けることが特徴です。
NFTの詳細
- - 価格: 3,000円
- - 購入方法: クレジットカードのみ
- - NFT購入特典: フサヒゲルリカミキリの3Dデジタル標本
- - チェーン: Base
- - 転売不可: SBT仕様で他者への送付ができません。
このNFTは、フサヒゲルリカミキリを元にした3Dモデルがダウンロードできます。視覚的に楽しむだけでなく、仮想空間にも置くことができるため、新たな体験が可能です。密猟の懸念もあるこの種を3Dモデルとして手元に置くことは、少しでも密猟を減少させる手助けになるはずです。
デジタル標本の制作裏話
フサヒゲルリカミキリの3Dモデルは、撮影技術・Gaussian Splattingを活用し、実物を様々な角度から撮影して構築しています。また、環境省の協力を得て、国内希少野生動植物種としての認識のもとで制作されているため、安心して楽しめます。
ネイチャーダオ真庭3100とは
このプロジェクトは「ネイチャーダオ真庭3100」の一環として進行しています。岡山県真庭市の自然と文化を守るため、NFTや3D技術を利用し、地域資源を未来に伝える取り組みです。環境省や地域団体と連携し、持続可能な資源利用を目指しています。
ウェビナー開催予定
7月2日(水)には、フサヒゲルリカミキリ3D NFTプロジェクトの詳細や背景についてのウェビナーが開催される予定です。プロジェクトの構想から実行までの道のりや、地方創生におけるNFTの可能性について詳しく議論されます。興味のある方はぜひご参加ください。
まとめ
岡山県真庭市は環境保全活動を進めながら、地域の魅力を存分に発揮しています。「フサヒゲルリカミキリ3D NFT」を通じて、その活動に参加し、未来へつながる一助となることができるかもしれません。自分自身がこの取り組みの一部になれることを、ぜひ考えてみてください。詳細や情報については、公式サイトをチェックしてください。