診療船「済生丸」とは
「済生丸」は、昭和37年に運航を開始した国内唯一の巡回診療船です。目的は、瀬戸内海に点在する離島や高齢化が進む地域に、医療サービスを提供し、地域に根付いた予防医学を実現すること.
この「済生丸」は、岡山県済生会が運営しており、これまでに総航走距離は931,115.86km、受診者数は631,488人を超え、地域医療の重要な役割を果たしてきました。特に、島民にとっては、「海をわたる病院」としての存在は大変ありがたいものです。なんと、約60の島々を巡回しながら、医療診療を行ってきました。
クラウドファンディングでの挑戦
しかし、「済生丸」は現在、診療に欠かせないX線機器の老朽化が進行しています。そのため、運営支援を求めるべく、クラウドファンディングを利用して資金調達を行うことになりました。そのプロジェクト名は「海をわたり島の人々の命をつなぐ。巡回診療船『済生丸』が運ぶ希望の光」。目標は3000万円、募集期間は2025年6月2日から8月29日までの88日間で、寄付を募ります。
X線機器の更新は重要な課題です。胃部や胸部、乳房用の検査機器をはじめ、必要な機材を整えることで、より質の高い診療を提供することが可能になります。これにより、病気の早期発見や治療の遅れを防ぎ、島民の健康を守ることができます。
島民からの声
島民からも「済生丸」への期待の声が上がっています。「済生丸」がこれまでの60年の歴史の中で、多くの人々を救ってきたことは周知の事実です。そのため、医療機器の更新が実現すれば、さらなる医療の充実が図られることになります。実際に済生丸による健康診断で早期に見つかったガン患者が、適切な治療を受けて元気に島で暮らしている事例もあります。これまでの活動に感謝を込めて、多くの島民が寄付を希望しています。
クラウドファンディングの詳細
クラウドファンディングのプロジェクトページは
こちらです。リターンには3,000円から1,000,000円までの8つのコースがあり、お礼のメッセージや「済生丸」ポストカードなども用意されています。また、寄付金は控除対象となるため、寄付をした方にもメリットがあります。
未来への歩み
「済生丸」が行う巡回診療は、島民同士の交流の場ともなっており、人と人とのつながりを育むコミュニティの場でもあります。今後とも島民の健康を守り、一人でも多くの方々に医療サービスを届けられるようにするためには、皆さんの協力が不可欠です。クラウドファンディングにぜひご参加いただき、島民に命の光を届ける手助けをしましょう。
詳細につきましては、担当の原田までお気軽にお問い合せください。
電話番号:086-252-2211
E-mail:
[email protected]