医工系コース連携
2025-03-04 21:15:33

岡山大学と日立ハイテクが連携!医工系コースの専門技術向上に向けたカリキュラムを実施

岡山大学と日立ハイテクの連携による新たな技術教育



2025年1月27日と28日、岡山大学の総合技術部が日立ハイテクで医工系コースの高度な専門技術を育成するためのカリキュラムを実施しました。この取り組みは、国立大学法人岡山大学と日立ハイテクの産学連携を強化するもので、未来の科学技術の発展に向けた大きな一歩となります。

このカリキュラムは、走査型電子顕微鏡(SEM)および透過型電子顕微鏡(TEM)の応用に特化しています。日立ハイテクの専門技術者が講師を務め、受講生は最新の技術や解析手法を実践的に学ぶことができました。両日とも、座学と実習を組み合わせ、サンプル作製からトラブルシューティングまで幅広くサポートされました。

受講生の中には、医学系技術課の楢崎正博技術専門職員や塚野萌美技術主任の姿もあり、彼らはカリキュラムを通じて得た知識や技術を未来の研究に生かす意気込みを見せています。特に楢崎技術専門職員は、自身のスキルを高めるだけでなく、研究者とのコラボレーションの機会が広がったことを喜んでいました。塚野技術主任も、顕微鏡の多様な操作や得られる情報の変化に驚かされ、その魅力を再確認したと語っています。

このようなカリキュラムは、技術職員のみならず地域の研究基盤全体のレベル向上にも寄与するものと期待されています。岡山大学の総合技術部本部長である佐藤法仁副理事は、「技術職員の高度化は未来の科学技術を支える重要な要素であり、今回の取り組みもその一環です。特に『人機一体』の考え方が重要だと考えております」とコメントしました。彼の言葉には、今後も岡山大学として技術職員のスキルを高め、地域の発展に寄与するという強い意志が感じられます。

日立ハイテクでは、分光分析技術や電子線技術を活用し、様々な医用分析装置や半導体計測装置の設計・開発を行っています。こうした技術を学ぶことで、岡山大学の技術職員は、新たな技術革新に貢献できる人材に成長することが期待されています。

今後も岡山大学は、日立ハイテクをはじめとした他機関との産学連携を深めていく方針です。これにより、技術職員の高度化をさらに推進し、より良い研究環境を整えることを目指しています。岡山大学が地域と世界の未来を共創するための革新的な研究大学としての役割を果たすことに期待が高まります。

この取り組みは、文部科学省が進める「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の一環として行われました。これにより、岡山大学は全国の研究大学の中でも特に特色ある存在へと成長を遂げることになるでしょう。地域社会の持続可能性を考え、未来に向けた科学技術の発展を推進する岡山大学に、今後も注目です。


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