岡山大学のAI活用
2025-09-13 18:03:19

岡山大学の香田准教授と横井副学長が国際セミナーでAI活用を語る

岡山大学が国際セミナーでAI活用の最前線を紹介



2025年9月2日、岡山大学の香田将英准教授と横井篤文副学長が、国連大学・アジア開発銀行共催の国際セミナーに招かれました。このセミナーは「高等教育における人間中心のAI活用」をテーマに、多くの国からの専門家が集まり、教育・研究・大学経営におけるAIの活用法について議論が交わされました。

AIが変える教育環境



香田准教授は「AI-simulated patient interactions(AIによる患者面接シミュレーション)」について発表しました。この取り組みは、医学生が実際の患者とのインタラクションを模擬的に学ぶためのシステムです。AIが患者役を演じることで、学生は安全な環境で医療面接を訓練でき、失敗を恐れずに様々なシナリオに挑むことができます。その中で、患者の視点を深く理解し、共感力を養うことも狙いの一つです。

さらに、香田准教授は学生同士が協力してAIと対話し合う「協働学習」の可能性をも提案しました。これにより、多角的な視点での学びが促進され、学生は新たな学びの方法を体験することができました。

アジアの教育関係者との交流



一方、横井副学長は対話セッションに参加し、世界的にAIを倫理的かつ包摂的に利用するための指針を共有しました。ユネスコが提案するAIの活用方法について説明し、文化的正義やデジタル主権についても言及しました。特に、先進国で開発されたAIの文化的中立性には疑問が投げかけられ、アジア地域でのAI開発の重要性が再認識されました。

横井副学長は、アジアやASEANにおける教育関係者との意見交換を通じて、今後の国際的な協力や共同研究の可能性について活発に議論を進めました。これにより、岡山大学は地域だけでなく国際社会とも繋がりながら、AIを通じた教育のあり方を再構築しようとしています。

未来の教育に向けた展望



岡山大学は、今後も地域社会や国際社会と連携し、AIを駆使した教育的取り組みを拡充していく計画です。倫理的で包摂的な技術革新を進めることで、地域と地球の未来に向けて共に歩む姿勢を強化していきます。 教育の未来を切り開く岡山大学の姿勢に、これからも注目していきましょう。

このような取り組みを通じて、岡山大学は地域中核・特色ある研究大学としての役割を果たし、さらなる発展を目指します。未来の教育現場に、岡山大学のAI活用がどのように影響を与えていくのか、引き続き期待が寄せられます。


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