看護学生に届ける“声の力”
2025年7月31日、両備タクシーセンター(岡山市)は、旭川荘厚生専門学院の看護学科1年生51名を対象に、ビジネスにおける電話応対スキルを教える特別出張授業を実施しました。タクシー配車業務を手がける両備タクシーセンターが行うこの授業は、学生たちが将来医療現場で必要なコミュニケーション能力を育む重要な機会となっていました。
声が大切な理由
電話でのやり取りは顔が見えないため、相手に与える印象は「声のトーン」や「言葉づかい」に大きく左右されます。この授業では、特に“聴く力”や“声で伝える力”をこのタイミングで養うことが強調されました。
経験豊富な講師陣による指導
講師には、豊富な実績を誇る両備タクシーセンターのベテラン社員2名が登場。毎年130万件以上もの応対実績を持つ彼らが、実践的なテクニックを学生たちに伝授しました。参加者たちは、真剣な表情を浮かべながら、電話応対の基本を学びました。
体験型の授業内容
授業の初めでは、基本的なテクニックを解説し、受け手の心情を理解することの重要性が紹介されました。そして、学生同士でペアを組み、ビジネスシーンを想定した台本に基づいて電話応対を練習。敬語表現にも注意を払いながら、しっかりと取り組んでいきました。
医療現場でのロールプレイング
授業の後半では、医療現場を想定したロールプレイングも行われました。実際の電話応対を模擬体験するために固定電話のデモ機を使用しました。学生たちは緊張感の中、言葉を選びながら「笑声」、つまり笑顔が想像できる声で応対していました。これにより、実践力を強化する良い機会になりました。演習の後には、自分の声を聴き返す時間も設けられ、「今後はワントーン高めを意識したい」といった意見も出ました。自分自身の課題に対して前向きな姿勢がうかがえました。
参加者の反応
約3時間の授業を受けた学生たちは、自らの体験を通じて様々な感想を述べました。「社会人に必要なスキルを学べて、とても良かった」「相手の心情を理解する姿勢を持ち続けたい」「敬語の練習をもっとしていきたい」といった声がありました。授業を通じて、電話応対に自信を持てた学生も多い様子です。
両備タクシーセンターの今後の活動
両備タクシーセンターは、今回のような特別授業を通じて次世代の医療従事者をサポートしていく方針です。地域社会への貢献と人材育成を目的とし、今後も出張授業を積極的に展開していくとのこと。出張授業に関するお問い合わせは、両備タクシーセンターまでお気軽にどうぞ。
連絡先
両備タクシーセンター
電話: 086-262-3939
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