岡大生の国連挑戦
2025-05-02 21:25:25

岡山大学学生が全米模擬国連に参加し国際経験を積む

岡山大学は、今年の4月6日から10日に開催された全米模擬国連(NMUN)に参加する学生を送り出しました。この大会には、世界中から145校の大学が集まり、国連の公式会議に近い形式で国際問題に関する議論が行われます。岡山大学の学生6人は、ドイツの大学の学生と協力し、ラトビア共和国の代表として討論を行いました。

模擬国連は、参加者が異なる国の代表として国際問題について議論する教育活動であり、国際社会の理解を深めるとともに、交渉力や論理的思考力、パブリックスピーキングなどのスキルを養う場としても重要です。特に、NMUNはその名称からもわかるように、世界的に規模の大きな模擬国連イベントとなっています。

岡山大学の学生たちは、大会に参加するために、事前にラトビアの国連ミッションの職員にインタビューを行い、その国の外交方針や国際的な立場を理解しました。そして、100カ国以上から参加している他の代表と共に、さまざまな国際政策について議論したり、スピーチを行ったりしました。彼らは数百人の前で自らの意見を発表し、最終的には共同で決議案を作成するという大きな成果を上げました。

このイベントは、単なる議論の場ではなく、参加学生にとっては貴重な国際的な経験となり、彼らの視野を広げる契機ともなりました。参加した学生たちは、日常的に岡山大学の非公式のMUNクラブで国際問題に取り組む環境にあり、自主学習や議論を通じて準備を重ねてきました。これにより、彼らは国際社会の複雑さをより深く理解することができたのです。

また、岡山大学では、模擬国連に特化した授業が開講されています。例えば、「上級英語(MUN)」のクラスでは、討論やスピーチのスキルを高めることができ、学生は実際の国際的な舞台で自らの意見を発信する力を養うことができます。この授業は2025年度から「English Diplomacy」という名称に変更される予定です。

参加した学生には、グローバル・ディスカバリー・プログラムに所属する伊傳 菜友子さんや工学部の越智 勇翔さん、薬学部の先生 真衣さんなどが名を連ねています。彼らはこの経験を通じて、国際的な舞台での自信を高め、新たなキャリアの可能性を見出すことでしょう。

岡山大学は、これからも地域の中核として、特色ある国際教育に力を入れていく方針です。今後の取り組みや学生たちの活躍に期待が寄せられています。国際問題に対する理解を深める努力は、地域の持続可能性にも寄与するものとなるでしょう。岡山大学のさらなる挑戦に目が離せません。


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