第1回瀬戸内国際建築デザイン実施コンペ2025
岡山県に本社を置く株式会社ヤマホンが主催する「第1回瀬戸内国際建築デザイン実施コンペ2025」が、次世代の建築デザインを追求するための重要なイベントとして注目を集めています。特に、応募者には単なるプランを提出するだけでなく、実際に建築されることを視野に入れた作品を求められるのがこのコンペの特異点です。
コンペティションの目的と背景
このコンペは、近年ますます多様化する住空間のニーズに応えることを目的としています。開口部や内部空間の自由度を考慮し、株式会社ヤマホンは独自の耐震技術「wallstat」と新たな木造建築のデザインを融合させてきました。この取り組みによって、鉄骨と木質開口フレームを使用した木造建築が、経済的かつ環境にも優しい形で実現可能になると期待されています。
コンペティションテーマ
今回のテーマは「重力から自由になる家」です。このテーマのもと、参加者が自由な発想で革新的なデザインを表現できることを目指します。
審査委員会
審査には、著名な建築家や専門家が参加します。以下の方々が審査委員として名を連ねています:
- - 畑友洋(畑友洋建築設計事務所)
- - 中川エリカ(中川エリカ建築設計事務所)
- - 川西敦史(川西敦史建築設計事務所)
- - 山本佳彦(株式会社ヤマホン 代表取締役社長)
また、構造監修を担当するのは以下の専門家です:
- - 手塚純一(J建築システム株式会社 代表取締役)
- - 中川貴文(京都大学准教授)
応募資格・条件
このコンペには、学生部門とフリーランス部門の2つのカテゴリーがあります。学生部門では、2025年4月時点で学校に在籍している学生が対象です(年齢制限なし)。一方、フリーランス部門は、1989年4月2日以降に生まれた建築士が対象です。どちらの部門も、様々な応募者を受け入れるため、国籍は問わず、個人またはグループでの応募が可能です。
設計の制約と特典
応募者は、指定された敷地マップを使用し、木造軸組工法の設計を行う必要があります。また、自由なアイデアを求められつつ、実際に建物として実現可能なデザインであることが求められます。
特に注目すべきは、最優秀作品が実際の建築プロジェクトとして実現されるという点です。優秀なアイデアは、実際に建築される可能性があるため、多くの建築家やデザイナーにとって大きなチャンスと言えるでしょう。
スケジュールと応募方法
エントリー受付は2025年4月1日から5月30日まで行います。作品提出は6月13日から6月30日までが予定されており、審査結果は2025年9月6日に発表されます。応募は特設サイトを通じて行うため、詳細な情報は以下のリンクを参照してください。
特設サイト
お問い合わせ
申し込みやその他の質問については、以下の連絡先にて対応しています:
このコンペは、木造軸組み工法の常識を超えた新しい挑戦として、多くの注目を集めています。若手建築家の新しいアイデアが、実際の建築に繋がる貴重な機会として、多くの応募を期待しています。