岡山県玉野市が進める子育て支援のデジタル化
岡山県玉野市は、子育て支援の一環としてデジタル技術を活用し、新たな取り組み『子育てDX®』を開始しました。2024年3月3日より、乳幼児健診サービスと小児予防接種サービスが本格始動します。このサービスにより、保護者はスマートフォンを通じて手続きを行えるようになり、子育ての負担を大幅に軽減できる見込みです。
『たまの子育てアプリ』とは?
玉野市では、2020年7月から母子手帳アプリ『母子モ』を導入し、『たまの子育てアプリ』として提供しています。このアプリは、妊産婦と子どもの健康データを記録・管理するだけでなく、予防接種のスケジュール管理や育児アドバイス、さらには家族との情報共有機能も備えています。忙しい親たちをサポートし、安心して育児を進められる環境を整えています。
デジタル化で得られる利便性
今回導入される『乳幼児健診』と『小児予防接種』サービスは、アプリを利用することでこれまで面倒だった問診票や予診票の記入・提出が不要になります。これにより、保護者は待ち時間を短縮し、会場が混雑することを避けることができます。また、医療機関から自治体へのデータ共有が迅速になり、保護者やその子どもの状態を庄内市がすぐに確認できる体制が整います。これにより、予防接種や健診後のフォローがより円滑に行えるようになります。
子育て支援の未来
玉野市は「安心して産み、育てられるまち」をテーマに掲げ、子どもの健全育成を目指しています。デジタル化を進めることで、子育て世帯がより定住しやすく、また働きやすい環境を整えていくことが重要です。親子がともに幸せを感じられる地域作りを目指す中、2024年には『母子モ』のオンライン予約サービスも提供されます。これにより、子育て環境はさらに整備されていくことでしょう。
市長の期待感
玉野市の柴田義朗市長は、「新たな予防接種と乳幼児健診のデジタル化が、子育て世帯の負担を軽減し、希望をもって安心して子育てできる環境作りに寄与することを期待しています」とコメントしています。また、この取り組みは、2030年までの継続的な支援を目指し、地域の特性や要望に応じた子育て関連事業のさらなるデジタル化を進めていく方針です。
まとめ
玉野市が取り組む子育てDXは、今後、地域の子育て環境を一新させる大きなステップとなります。スマホ一つで手続きが簡素化されることで、保護者の不安や負担が軽減され、安心で快適な子育てが可能になります。必要とされる情報が手のひらに届き、地域とともに育児を支えていく未来に、目が離せません。