鏡野町とロッテが連携協定を締結
2025年11月10日、岡山県の鏡野町役場でロッテが鏡野町との間で「鏡野町民の歯と口の健康づくりの推進に関する連携協定」を締結しました。この協定は、鏡野町民の健康寿命を延ばし、口腔内環境の維持や改善を通じて、より豊かな生活を送ることを目指すものです。
協定の目的と内容
協定の主な内容には、妊娠期から高齢期に至るまでのライフステージに応じた「歯と口の健康づくり」を推進することが含まれています。特に「噛むこと」の重要性や口腔機能の低下を防ぐための啓発活動が中心となります。
また、協定の中で以下の取り組みも約束されています。
- - 子どもの発育を考慮した健全な口腔機能の促進
- - 災害時における物資提供を含む支援活動
- - 協定目的達成のためのその他の事項
ロッテは、1948年の創業以来、噛むことやキシリトールを使用した製品を通して、地域の健康づくりに貢献してきました。
協定締結式の様子
協定締結式には、鏡野町の瀬島栄史町長とロッテ岡山支店の川又令支店長が出席しました。川又さんは「生涯にわたり、健やかで心豊かに暮らせる活力ある鏡野町の実現を目指す」と協定の意義を強調しました。
オーラルフレイルについて
今回の協定には、オーラルフレイルという概念も密接に関連しています。これは口腔機能の微細な衰えを指し、放置すると栄養のバランスが崩れ、全身の健康に影響を及ぼします。特に高齢者においては、2年後に身体機能が低下し、さらには要介護や死亡のリスクが高まる可能性が11倍になるという研究結果も報告されています。
このような背景から、ロッテは全年齢層に向けた口腔健康を促進する活動に取り組むことを表明しています。特に、幼児期の口腔機能向上や成人向けの健康啓発に取り組むことで、町民の健康を支援していく考えです。さらに、2023年10月からはキシリトール配合のラムネを通じた口腔健康啓発活動も始めています。
災害に備えた支援活動
加えて、災害発生時に対する健康被害の軽減策として、キシリトールを使用したガムやタブレットなどの提供も計画されています。このような 地域との連携により、鏡野町の住民がいざという時にも健康的に過ごせるよう支援をしていきます。
まとめ
ロッテと鏡野町が締結した協定は、地域の健康寿命を延ばし、より豊かで健康的な生活を送るための第一歩となることでしょう。今後の展開に注目が集まります。これからも町民の皆さんと共に進めていくこれらの取り組みを、ぜひ見守っていてください。