3Dプリンタ基礎講座
2025-11-09 22:19:25

岡山大学が開催した3Dプリンタ基礎講座—医工系の技術者を育成する新たな試み

岡山大学が開催した3Dプリンタ基礎講座



国立大学法人岡山大学は、2025年10月6日と7日の2日間に渡り、津島キャンパスにて「医工系TCコース」の中級カリキュラムとして『3Dプリンタ(基礎)』の講座を開講しました。この講座は、未来の医療や製品開発において欠かせない技術を学び、参加者に新しい視点を提供することを目的としています。

開講の背景と目的


近年、3Dプリンタの技術は急速に進化し、医療や工業の現場での活用が増えています。特に試作段階におけるコストや時間の削減に寄与することから、技術者にとって必須のスキルとなりつつあります。このような市場の需要を反映し、岡山大学の総合技術部は、この講座を設計しました。

講座の内容


講座は、対面とオンラインのハイブリッド形式で行われ、合計6名の参加者が参加しました。講師陣は、岡山大学の技術専門職員と東京科学大学の専門員が務め、3Dプリンタの仕組みや特徴、特に工業および医療分野での実際の活用事例について熱心に解説しました。

実習では、参加者がモデリングソフト(TinkercadやAutodesk Fusion)を使用して、実際に3Dデータを作成するプロセスを経験しました。この実地経験により、参加者はプリンタが造形する過程をも直接観察でき、技術に対する理解が深まりました。

参加者の声


参加者の中には、3Dプリンタの可能性に感動し、より高度な応用編を受講したいと強く希望する声も上がりました。講義後、受講生である藤井技術専門職員は「創造力が広がるツールで、ものづくりの楽しさを実感しました」と述べ、充実した講座に感謝の意を示しました。また、井澗技術専門職員も「2日間の内容は非常に有意義で、3Dプリンタへの理解を深めることができました」と語りました。

今後の展望


岡山大学の副学長である佐藤法仁副理事は「技術革新は目まぐるしく進展している。3Dプリンタが日常的な存在となった今、大学としてしっかりとした支援を行っていく」と強調しました。このような取り組みを通じて、技術職員のスキルアップを図り、岡山大学の研究や教育、臨床支援の強化を目指しています。

最後に


この講座は、岡山大学が地域中核を担う特色ある研究大学として、技術者の育成に果たす役割の一端を示しています。今後とも、岡山大学の絶え間ない変化と挑戦に期待が寄せられます。地域社会と共に成長する岡山大学の技術職員たちの活躍から目が離せません。


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