鼠径ヘルニアの新常識！日帰り手術で健康を取り戻そう

秋の始まりとともに増加する鼠径ヘルニアの悩み

健康意識が高まる秋、運動が活発になるこの時期に、中高年男性が受診することの多い症状があります。それが、鼠径ヘルニア（脱腸）です。実際に、ゴルフのスイングや運動の際に足の付け根のふくらみを感じたり、違和感を訴える方が少なくありません。

多くの方が「手術には入院が必要だ」との思い込みを持っていますが、実は日帰り手術も選択肢にあります。これが、鼠径ヘルニアの新たな治療法として注目されています。

鼠径ヘルニアとは、そしてその原因

鼠径ヘルニアは、足の付け根の筋肉の隙間から腸の一部が飛び出す状態です。発症は中高年男性が多く、主な原因は加齢や体の構造的な弱さです。特に、重い物を持ったりいきむことが症状を悪化させる要因となります。

特に多くの人が運動を再開する秋に、ふくらみや違和感に気づくことが多いようです。ですが、日本では年間約50万人が新たに鼠径ヘルニアを発症し、そのうち70％が治療を受けていないというデータもあります。

放置のリスクと日帰り手術の重要性

放置する理由はいくつかあります。「痛くないから」「忙しくて入院できない」「年齢が不安」などですが、鼠径ヘルニアは自然には治りません。放っておくと、腸が詰まってしまい、強い腹痛や吐き気を引き起こす場合もあります。こうした状態になると、緊急手術の必要性が生じることも考えられます。

だからこそ、早期の受診と日帰り手術が大切です。

日帰り手術の実績

当院では、小型カメラを用いた日帰り手術（SILS-TEP）を行っており、術後数時間で帰宅することが可能です。術後の生活も翌日からほぼ元通りに戻れるため、仕事や家事に大きな影響を与えることはありません。

これまでに7,500件以上の手術実績があり、全国でも最多の実績を誇ります。多くの患者さんは、「日帰りでできるとは知らなかった」という声を寄せています。