経理職の転職活動実態調査
株式会社レックスアドバイザーズによる「経理財務職の転職活動に関する実態調査」では、534名の有効サンプルを基に、近年の経理職の転職活動の実態やキャリアアップについて探ります。本調査は株式会社PRISMAのアンケートパネルを使用しています。
転職の背景
調査結果によると、経理人材が転職を考えるきっかけとして最も多かったのは「人間関係のトラブル」と「昇給」で、どちらも20%を占めています。続いて「業務量の増加」と「上司や同僚の退職」が各10%となっており、働き方や職場環境に対する不満が根強いことが伺えます。
転職活動の変化
興味深いのは、転職活動を通じて勤務先選びで重視する要素が変化したと答えた転職者が全体の40%を超えた点です。特に、転職活動開始時には年収や働き方、業務内容といった表面的な要素を重視する層が70%を占めていたのに対し、転職先決定時にはこの比率が減少する傾向が見られました。代わりに、人事評価や教育制度、福利厚生に対する注目が増えているようです。
キャリアアップの成果
アンケートでは、転職によってキャリアアップを実現したと回答したのは全体の43%。このうち18%が転職活動自体で、25%が転職後の昇進でキャリアアップを体験しています。また、年収に魅力を感じて転職を決めた人が39%で、そのうち半数は年収が最大の魅力だったとしています。これは、前職に対する不満(年収への不満が22%、働き方の不満が39%など)の裏付けとも言えるでしょう。
転職活動での困難
転職活動中に苦労した点としては、面接の準備やスケジューリング、書類作成の割合が高いことがわかりました。特に「面接の準備」に対する苦労を感じている転職者が35%を占め、選考過程の中で困難を感じることが多いと報告されています。
まとめ
最後に、転職活動そのものに対する満足度については、満足したと答える人が25%にとどまり、45%が「まぁ良かった」という回答をしています。これは転職活動における慎重なアプローチを示唆しています。転職を検討している経理職志望者にとって、必要なのは自身のキャリアに対するビジョンを持ち、選択肢を広げることかもしれません。
今後も経理業界における転職活動のトレンドを注視し、最新情報をお届けします。